◆2017年フィールド日誌

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4月16日(晴れ) 朝から快晴、相当に気温が上がる気配が漂う。 チョウ類保全団体交流会二日目。午前8時過ぎから小ピークではギフチョウ♂の追尾飛翔が始まっている。時にアゲハチョウ、キアゲハも混じり、大賑わいの状況。活動するチョウの数に合わせるかのようにカメラを持った方の数も増える。ついに日本を代表する有名昆虫写真家も登場。 ヒメカンアオイ自生地ではすでに産卵が見られる。 遠方から来られた方を駅にお送りし、再度撮影地に戻る。狙うはコツバメの翅表、飛び立つ瞬間を狙ってシャッターを押すがタイミングが難しくスカ写真のヤマとなる。 ギフチョウ生息地に戻り観察・撮影を続ける。 交尾ペアも確認する。 羽化直後に交尾に至ったと思われるメスを見つける。翅は伸びきり、交尾済みを示すスフラギスを付けているものの飛び立つことはできない。枝に捉まっていたところにオスが登場、しつこく交尾を迫り、地面に落下する。再び交尾が成立したもよう。メスの二度目の交尾を確認したのは今回が初めて。それにしてもオスは執念でスフラギスを?ぎ取ったのであろうか?興味は尽きない。 産卵行動を見せるルリタテハを見る。 ヒメウラナミジャノメ初見。〔東播磨〕 

4月15日(曇り一時晴れ、雨) 寒気が入り不安定な一日。チョウ類保全団体の交流の一環で、群馬県から「赤城姫を愛する集まり」、「嬬恋村高山蝶を守る会」の皆さんをお招きし、東播磨ギフチョウ生息地を回る。一瞬の晴れ間にギフチョウが登場し歓声が上がる。しかし雨の降る時間も長く、早々に宿に撤収。 パワーポイントを使ってそれぞれの活動を紹介しあう。赤城山のヒメギフチョウ保全のギリギリの現状、ミヤマシロチョウの食樹の保全など、中身の濃いお話を伺う。そのうち酒も入り、交流会は夜更けまで続いた。〔東播磨〕

4月9日(曇りのち晴れ) 9時から晴れとの天気予報を信じて、8時半からカメラを構える。 昨日と同じく肌寒く、ドン曇りの時間が続く。 正午を過ぎるとようやく薄日が差す。と同時に陽だまりにギフチョウが現れる。しかし数は少ない。気温が低いためかすぐ地表にとまり日向ぼっこ。 吸蜜源はスミレとオオイヌノフグリ。加えて、道に落ちたヤマザクラの花で吸蜜したのには驚いた。 午後4時過ぎまで撮影に集中する。 テングチョウ、ルリタテハ、ルリシジミを見る。 ツマキチョウ♂初見。〔東播磨〕

4月8日(雨のち曇り、一時晴れ) 肌寒く、天気はパッとしないが、加西市内で開催されたギフチョウ観察会に参加する。 晴れ間が出たほんのわずかな時間にギフチョウが現れる。新鮮だが個体数は少ない。撮影を試みるが、カメラのバッテリー残量「0」表示、大失態!本日は観察するのみ。〔東播磨〕

4月2日(晴れ時々曇り) 性懲りもなく、今日もミヤマセセリを狙う。メスの比率が高まっている。満開の白いナシ(?)の花で蜜を吸うミヤマセセリを見る。花から花へ移動する際の飛翔シーンを狙うが、いつ移動するかのタイミングが読めず撮影はなかなか難しい。 ルリシジミ新鮮。 テングチョウ、ヒメアカタテハ、ルリタテハを見る。〔横浜市〕

3月25日(曇り時々晴れ)今日もミヤマセセリを狙う。前回に比べ、今日は気温が低く、活動する個体は少ない。早々に切り上げる。〔横浜市〕

3月20日(晴れ)ミヤマセセリ撮影のため、いつもの自然公園に向かう。 案の定、多くのミヤマセセリが飛び回っている。 しかし飛びは速く、また飛ぶ方向も予測不能、これでは飛翔シーンを狙ってもスカ写真の山を築くばかり。 ミヤマセセリに比べるとテングチョウの飛翔は簡単。ルリタテハ、モンキチョウを見る。〔横浜市〕

3月19日(晴れのち曇り) 19℃まで気温が上昇するとの天気予報を信じて、神奈川県内の有名なギフチョウ生息地に向かう。陽光がまともに当たる南向きの急斜面では午前10時ごろからミヤマセセリが活動している。時にスミレで吸蜜する。 ミヤマセセリ撮影中にギフチョウが視界を横切る。急斜面で最悪の場合、転落の恐れもあるため素早く追えず見失う。本日のギフチョウ目撃はこの1頭のみ。午後1時撤収する。〔相模原市〕

3月18日(晴れ時々曇り) 日本鱗翅学会関東支部春の集いに参加する。関東支部への行事には今回が初参加となる。関西支部とは雰囲気が異なり、興味深い。 カトカラ(蛾の仲間)の発生時期と産卵時期が種によって、大きな違いがあることを初めて知った。〔東京都〕

3月12日(曇り) 午前:加古川の里山・ギフチョウ・ネット総会、午後:加古川市環境セミナー「人と自然のつながり再発見〜環境活動の魅力〜」に出席する。夕刻、横浜へ移動。

3月8日(晴れ時々曇り) 小野市来住町自治会からの依頼を受け、「ギフチョウ採集禁止」看板設置の手伝いをさせていただく。 主なギフチョウ生息地はすべて地区の入会地であり、地主の立場からギフチョウとササユリは採取(採集)禁止とし、違反者へは厳罰で臨むとことである。 作業中にテングチョウを見る。〔東播磨〕

3月5日(晴れ時々曇り) 気温が上がった午前10時から近場の公園を歩く。畑の上をモンシロチョウが飛ぶ。 雑木林の中の南向き斜面にキタテハ、テングチョウが多い。多くの個体が入り乱れて追っかけあっている。 陽気に誘われキタキチョウが飛び出す。 スジグロシロチョウが春風に流されていく。 満開の梅の花で吸蜜するのはムラサキシジミとテングチョウ。 コナラ林の中を注意して歩くが、さすがにまだミヤマセセリは姿を見せず。〔横浜市〕

3月4日(晴れ時々曇り) 月刊むし「ヒサマツミドリシジミの謎を追って」次回報告分作成の一環、越冬卵調査のため静岡県に向かう。 明るい大きな谷の西向き斜面に生えるウラジロガシに越冬卵を見る。休眠芽の基部が圧倒的に多いがその他、花穂の中、休眠芽の側面、葉の基部、枝などいろいろな位置で卵が見つかる。 兵庫県北部で見られる卵はこれほどバリエーションに富んでいない。 谷を移動しキリシマミドリシジミの卵も確認に行く。車道沿いのアカガシの幼木は切あとだらけ。採卵者にとって、アラカシは対象外らしく、アラカシには卵が残っていた。〔静岡県〕

2月25日(晴れ) 日本チョウ類保全協会と伊丹市立昆虫館の共同イベントに参加する。 イベントの前の空き時間に当昆虫館ご自慢の大温室で飼育中のチョウを撮影する。数が多いのはオオゴマダラ、リュウキュウアサギマダラ、クロテンシロチョウなど。 新鮮なコノマチョウは数が少なく、探しに探してようやく撮影に成功する。〔兵庫県伊丹市〕

2月11日(晴れ) 日本チョウ類保全協会主催の「チョウ類の保全を考える集い」に参加する。外来種問題の代表的な事例としてアルゼンチンアリの生態報告、韓国におけるチョウ類の衰亡などの多くの演題を興味深く拝聴した。ただし会の運営など旧態依然としており、時代に即した形での変更の必要性を痛感した。

2月4日(晴れ) 日本チョウ類保全協会主催の「関西・中国地区のチョウ類の保全を考える集い」に参加する。京都大学の高柳先生による「シカの増加によって生じている生態系異変と生物多様性回復の試み」の基調講演は、日頃“チョウ屋”の視点でばかりモノを見ている我々にとって、ある意味“目から鱗”の内容であった。 その後の関西・中国地区のシカ害報告もそれぞれ興味深いものであった。〔大阪府〕

1月29日(曇りのち晴れ) 午前中は雲が多いがやがて晴れ間が広がるとの天気予報を信じてフィールドに出る。 川の土手のスイバにベニシジミ幼虫を見る。同じところに生えるギシギシも探してみたが見つからず。両方ある場合はスイバを好むのかもしれない。 公園の中のエノキの根元にアカボシゴマダラの越冬幼虫を探すがなかなか見つからない。もっと簡単に見つかるものと思っていたのに・・・。20箇所探して、やっと幼木の根元に見つける。〔横浜市〕

1月22日(晴れ) 新しい撮影機材を導入、試写を兼ねて観察用にマークしてあるオオミドリシジミ越冬卵を撮影する。 立ち木に残る枯葉の中に潜むムラサキシジミを見る。よくよく見ないと存在が分からない素晴らしい保護効果である。 数m横で同じく単独越冬中のムラサキツバメを見る。〔横浜市〕

1月3日(晴れ) 4日連続で同じフィールドを回る。 今日もベニシジミを見る。合計4〜5頭が活動しているようだ。 2日前に目撃したヤマトシジミを探す。探すこと数分で再発見、簡単に見つかる。翅のスレたメスだが、活発に飛び回る。 キタテハの活動を見る。〔東播磨〕

1月2日(晴れ時々曇り) 時々雲が広がるが、昨日以上の暖かい一日。 今日も11時からフィールドに出る。 昨日の新鮮なベニシジミは今日も活動盛ん。 飛びも速く、まだ当分生き延びそうだ。 キタテハの活動を見る。元気に飛び回っていた。 所用のため正午前に撤収する。〔東播磨〕

1月1日(晴れ) 年明けから絶好の天気。 気温が上昇した午前11時からフィールドに出る。 雑木林の縁、畑の土手の大きな斜面にベニシジミを見る。オス、メスとも新鮮、両方ともつい最近羽化した個体に思われる。 タンポポの花で吸蜜するヒメアカタテハを見る。こちらも極めて新鮮。当地では本種はすべてのステージで冬を越しているものと思われる。 キタキタチョウの活動盛ん。 ヤマトシジミを見る。 陽気に誘われ森から飛び出したテングチョウを見る。 今日はモンキチョウを見かけず。〔東播磨〕


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