◆2018年フィールド日誌

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6月16日(曇り時々雨、のち晴れ) ゼフ調査のため早朝から但馬に向かう。 3日前に同じく高標高地は霧と小雨、しかも気温が相当低い。たぶん12〜13℃しかないであろう。この状況では何も飛び出さない。天気予報通り昼過ぎからようやく晴れ間がやって来る。下界は晴れているのに山頂部のみ雲が切れない。寒気が入っているのと、気流の関係で、この地で次々雲が発生しているのだろう。終日、吐く息は白かった。 午後2時頃、ブナの樹冠を白っぽいゼフが飛ぶが同定出来ず。 テングチョウ、アカタテハ、ゴマダラチョウを見る。 ムカシヤンマ(トンボ)を見る。 帰る途中、青いキマダラルリツバメに出遭い時間をかけて撮影する。〔但馬〕

6月13日(晴れ:東播磨、曇り時々雨:但馬) 休暇を取得し早朝からフィールドに出る。 ハンノキ林のミドリシジミはどの個体も新鮮。朝日を浴びて開翅するオス、メスとも撮影する。 ミドリシジミの撮影は30分で終了し、但馬に向かう。 高標高地は小雨と霧、これでは何も飛ばない。4時間、新聞を読み、昼寝をして過ごす。 夕刻、南に戻りキマダラルシツバメとトラフシジミを見る。キマダラルリツバメはスレ個体ばかり。〔東播磨他〕

6月9日(晴れ) 前日とは場所を変え、今日もオオミドリシジミの占有行動を撮影する。 地形や植相のの関係で今日は下草まで降りて来てくれる。 ものすごい数のヤブ蚊の攻撃を受けながら、たっぷり2時間撮影する。残念ながら新鮮な個体はいなかった。 イチモンジチョウ、テングチョウ、コジャノメを見る。 午前10時撤収。〔横浜市〕

6月8日(晴れ) 職場の休業日のため、朝からフィールドに出る。郊外の小ピーク、7時50分からオオミドリシジミの占有行動が始まる。薄暗い森、陽光がスポットライトのように差し込む中、4〜5頭のオスが活発に飛び回る。太陽の動きとともに刻々と占有する枝が変わる。活動は2時間続く。 植栽されたコナラの幼木にミズイロオナガシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミを見る。 ハンノキが生える湿地にミドリシジミを見る。 ムラサキシジミが多い。〔横浜市〕

6月2日(晴れ) 早朝から自宅周辺の各地を回る。 ミドリシジミはまだ姿を見せていない。 オオミドリシジミ探索の一環、かねてから目星を付けていたピークに登るが大外れ、何もいなかった。 各地でウラギンスジヒョウモンの活動が始まる。ただし活動しているのはオスばかり、盛んに探雌飛翔を繰り返している。アザミで吸蜜するのを見る。 クリの花にいたのはベニシジミ、テングチョウ、キタテハ(夏型)、アカシジミ。ハナカミキリやハナムグリも多い。 ユキヤナギの周囲を飛ぶホシミスジを見る。 キマダラセセリ新鮮。 アカメガシワの樹冠で占有行動を見せるウラギンシジミ夏型♂を見る。 クヌギの葉にミズイロオナガシジミを見る。〔東播磨〕

5月27日(晴れ時々曇り) 朝から定点観察ポイント各所を回る。 アザミの開花は始まるがウラギンスジヒョウモンはまだ姿を見せていない。 メスグロヒョウモン♂を各地で見る。咲き始めたクリの花で吸蜜するほか、盛んにメス探索飛翔を繰り返している。メスは未確認。 ホシミスジ、アサマイチモンジ各メスの産卵行動を見る。 同じくコムラサキの産卵行動を見る。葉の茂みの奥深く、幹に近い枝に絡まった枯れ枝に産卵していた。 果樹園の奥の暗い空間にナガサキアゲハやクロアゲハ♀が集まっている。 イシガケチョウ、ヒオドシチョウの今シーズン新生個体を見る。ただし両種とも撮影は失敗。 ダイミョウセセリ♀の産卵行動を見る。 ヒカゲチョウ初見、極めて新鮮。〔東播磨〕 

5月26日(曇りのち晴れ) 早朝から但馬へ向かう。今日のお目当ては棚田を背景に、広角レンズを使ってのウスバシロの撮影。 午後9時現地着、しかし活動している個体はいない。 10時を過ぎると日差しが強くなりようやく活動がア始まる。数年前に比べるとずいぶん数が少ない。 ヒョウモンが飛び回るが同定できず、ウラギンヒョウモンか? ウスバシロ撮影は午前中で終了、渓谷にミスジチョウを狙うが、姿を見せず。 シカの食害のすざまじさを目の当たりにして暗澹たる気分になる。 南下し平地ゼフを狙う。 イボタの花期は終了、ウラゴマダラシジミにも出遭わず。 ミズイロオナガシジミは新鮮。 アカシジミらしい蝶影を見るが同定できず。 休耕田に植栽されたクサフジにモンキチョウが群れている。〔但馬、東播磨〕 

5月20日(晴れ、但し高標高地は曇り) 高標高地は朝9時で、陽射しが出ているにもかかわらず、気温は5℃と肌寒い。陽が出ているあいだにと急いでガレ場を歩く。 ミヤマハタザオにとまり日光浴をしていたクモマツマキチョウ♂に気付かず、思わず踏み込んでしまったところ、飛び立たれてしまう。 その後曇りの時間が続き、ひたすら晴れ間を待つ時間が続く。ようやく晴れたところ、早速先刻の個体が活動を始める。しかしながら飛び回るばかりで、訪花・吸蜜シーンのシャッターチャンスはなし。 正午まで粘るが一向に晴れず、やむなく撮影地を変える。 渓谷のウツギの花にベニモンカラスシジミの吸蜜を見る。数日前から発生していたらしく、すでに破損個体やスレ個体が混じっている。 初めて裏面の紋流れ個体を見る。 陽が差すと地上3mの位置で占有行動を始める。 吸蜜、飛翔と数百カット撮影する。 ウツギにやってきたクモガタヒョウモンを見る。 近年兵庫県では減少著しいイチモンジチョウ多い。〔長野県〕

5月19日(晴れ) 友人と合流し愛知県内を回る。 天気は良いが台風並みの強風が吹き荒れている。 ミカドアゲハ生息地では強風のなか産卵するメスを見る。見かけるのはメスばかり、それも破損個体ばかりである。もはや発生最終盤のもよう。 モンキアゲハ、ナガサキアゲハは強風を避け、風の弱い場所に集合している。 撮影地を移動する。 川岸に生えるヤナギにコムラサキを見る。ここでも強風が吹き荒れているため、飛ぶ個体は少なく、下枝の葉に必死でしがみついている。 お目当てのクロコムラサキはわずかしか見かけない。 午後3時半撤収、今夜の宿の長野県に向かう。〔愛知県〕

5月12日(晴れ) “加古川の里山・ギフチョウ・ネット”のこの時期の恒例行事、ギフチョウ幼虫調査に参加する。調査を継続している5箇所を巡り、確認した幼虫頭数をカウントした。初令幼虫、2令幼虫ばkりでまだ3令幼虫はいない。 調査は午前で終了し、単独で各地を回る。 ミヤコグサはどこでも満開、各地でシルビアシジミを見る。 サトキマダラヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、コミスジ多い。 ナガサキアゲハ、モンキアゲハを見る。 クララの花穂の周囲を飛び、産卵行動を見せるウラギンシジミ♀を見る。 メスグロヒョウモン、ウラギンスジヒョウモン、コムラサキを期待して各生息地を回るがいずれも姿を見せず。 一週間前、東播磨でミカドアゲハが確認された模様、ついにやってきたか、これからこの時期は注意深く観察したい。〔東播磨〕

5月6日(晴れのち曇り、のち雨) 朝から所用をこなしたのち、午前11から近場を回る。 池の土手ではミヤコグサが満開、シルビアシジミ♀はスレスレ個体となっている。 畑と雑木林の境にあるチョウ道をクロアゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハが次々渡って行く。 越冬明けウラギンシジミの活動を見る。 木陰にサトキマダラヒカゲ多い。アキニレの樹液染み出し箇所にサトキマダラヒケガとルリタテハが集まっている。三脚を使って飛翔シーンの撮影を試みる。午後1時撤収。〔東播磨〕

5月5日(晴れ) 所用も兼ね、但馬各地を回る。 咲き始めたタニウツギで蜜を吸うミヤマカラスアゲハ♀を見る。 シカがほとんど入っていないお気に入りの渓谷を歩く。今年も健在。シカに荒らされた谷に比べ、明らかに植物相の豊かさが違う。飛び回っているチョウの数も圧倒的に多い。 路上で吸水するミヤマカラスアゲハ♂を複数個所で見る。 サカハチチョウ多い。ある程度の山地なら、かつてはどこでも見られた本種であるが、シカの食害で激減してしまっている。 集落から渓谷までウスバシロチョウが優雅に舞っている。 コチャバネセセリ新鮮。 渓谷にはツマキチョウ、スジグロシロチョウが多い。 滑空するアカタテハを見る。 オナガアゲハ、クロアゲハが視界を横切っていく。 正午過ぎ撤収する。〔但馬〕

5月4日(晴れ時々曇り、一時雨、雹) 早朝から西播磨各地を車で流す。 岡山県境の限界集落各所ではさらに空き家が増え、人が減っている様子が感じられる。全国的な流れとは言え、実態を見ると気分が落ち込む。 黒系アゲハが少ない。数年ぶりの“不作”年のようだ。 3日前に同じ渓谷で撮影する。 11時でも気温は12℃しかない。陽射しが出てしばらくするとグミの花にミヤマカラスアゲハ♂が吸蜜にやって来る。一ヵ所に留まることなく、数秒単位で移動していく。 アオバセセリも吸蜜に忙しい。 日差しが続くとウスバシロチョウが活動を始める。 正午過ぎ黒雲が出てしばらくすると雹(ひょう)が落ちてくる。 気温は一気に下がり、その後陽が出ても活動するチョウはいない。〔西播磨〕

5月3日(曇り時々晴れ、のち晴れ) 気温は上がらず風の強い日。 所用をこなしたのち昼前からフィールドに出る。 曇り空が続くなか、民家の庭先のツツジに時々黒いアゲハがやって来る。 2本とも尾のないミヤマカラスアゲハ♂、尾はあるものの前翅に欠けのあるミヤマカラス♀と言ったところ。 オナガアゲハ♂、カラスアゲハ♂は新鮮。 路上で吸水するクロアゲハ、オナガアゲハを見る。〔中播磨〕

5月1日(晴れ) 明日から天気が崩れるとの予報、今日しかないと気合を入れて朝早くからフィールドに出る。 今シーズン3度目のポイントを訪ねるも朝早すぎたのか何も飛んでいない。 1時間後ようやくミヤマカラスアゲハ、モンキアゲハが飛び出すがすぐに高所の葉にとまってしまう。 サトキマダラヒカゲは活発に飛ぶ。 3日前と同じく越冬明けヒオドシチョウは今日も元気にテリを張る。 早々に移動する。 アゲハが集まる渓谷はミツバウツギが満開。 早速アオバセセリが盛んに吸蜜するのを見る。 ヤマトスジグロシロチョウ、アカタテハもやって来る。 ミヤマカラスアゲハはオス、メスとも破損個体が多い。 グミの花で吸蜜するのはアオスジアゲハ。 タニウツギのつぼみにとまるトラフシジミを見る。産卵行動か? 明るい渓谷を優雅に舞うウスバシロチョウを見る。 撤収を考え始めた午後2時、ようやくミヤマカラスアゲハの新鮮なメスがやって来る。逆光の状況下、根気強く、30分間で約1000カット撮影する。午後3時撤収。〔西播磨〕

4月30日(曇りのち夕方から晴れ) 小野市内に数多く設置されたギフチョウ保全看板の撤収作業の手伝いをさせていただく。 作業中に出会ったハイカーから「今年はギフチョウ見たよ!とても綺麗だった!」とのコメントをいただく。 相当認知されていることが窺い知れた。今回新調された看板自体はUVコートが施されていることもあり、日光による劣化もまったくなく、新品同様。 作業時間は4時間、歩数は2万歩を越え疲労困憊で撤収する。〔東播磨〕

4月29日(晴れ) “加古川の里山・ギフチョウ・ネット”のこの時期の恒例行事、ギフチョウ産卵調査に参加する。 調査を継続している6箇所を巡り、確認した卵塊数、卵数をカウントする。 平均的にみれば例年並みと言ったところか。中にはすでに孵化し、初齢幼虫になっているものもいた。 調査途中、車を停めたそのわきでシルビアシジミを見る。 薄暗い雑木林の林床からクロコノマチョウが飛び出す。 調査は午前中で終了し、ミヤマカラスアゲハを求めて県中央部付近を回る。過去撮影したミヤマキリシマの植栽を回るが、1頭も現れない。 数か所目でやっと出遭う。オスであったが、県南部で見られる個体より格段に美しい。残念ながら撮影は失敗。〔東播磨、西播磨、北播磨、但馬南部〕

4月28日(晴れ) 新横浜発朝一番の新幹線で加古川に戻る。大急ぎで準備しフィールドに出る。 公園のピークのツツジの植栽に多くのアゲハが集まっている。一番数が多いのはクロアゲハ、ついでミヤマカラスアゲハ、その他カラスアゲハ、アゲハチョウ、キアゲハ、モンキアゲハが活動している。 日差しがきついためコントラストが強烈に出てしまい撮影は四苦八苦。 ミヤマカラス♀は日陰の花でしか吸蜜せず、これまた撮影が難しくなる。 あっと言うまに3時間が過ぎる。 越冬明けのヒオドシチョウがまだ元気にテリを張っている。 コジャノメの交尾を見る。〔西播磨〕

4月22日(晴れ) 今日も好天、早朝より近場を回る。 ギフチョウ♀の産卵シーンを求めて発生地を訪ねるが姿を現さない。次の発生地ではボロ♂がコバノミツバツツジの残り花で延々と蜜を吸っていた。 ギフチョウは諦め、撮影地を移動する。 植栽のミヤマキリシマには今日も多くのアゲハが集まっている。ナガサキアゲハ、ジャコウアゲハ、クロアゲハ、アゲハチョウ、キアゲハが次々とやって来る。 ジャコウアゲハ♂は花にとまり、メスを待ち伏せているようだ。 クロアゲハ♀は昨日と同一個体か。 コツバメの吸蜜を見る。 コミスジは数を増している。 更に移動する。 コナラの新芽に産卵するミヤマセセリを見る。 遊歩道の地面にとまっていたコツバメを飛び立たせ、追い掛け回し、飛翔を撮影する。〔東播磨〕

4月21日(晴れ) 早朝より西播磨に向かう。 ヤマツツジは今が満開。時々クロアゲハ、ミヤマカラスアゲハが吸蜜にやって来る。ミヤマカラス♂は翅を大きく破損している。♀も相当スレている。 撮影地を変える。 渓谷の奥の集落ではまだツツジが咲いていない。新鮮なサカハチチョウを見る。 更に移動する。 薄暗い雑木林の林床を飛ぶのは越冬明けクロコノマチョウ。雑木林の縁にある神社のミヤマキリシマに多くのアゲハが集まっている。圧倒的に多いのはナミアゲハ、時に3頭、4頭と集まってくる。クロアゲハ♀は新鮮、♂は探雌飛翔が多い。 ジャコウアゲハ♀も飛び回る。 コツバメは相当破損している。 コミスジ新鮮。 満開のモミジの花で吸蜜するサトキマダラヒカゲを見る。本種の訪花・吸蜜は珍しい・・・?。〔西播磨、東播磨〕

4月14日(晴れのち曇り、のち雨) 先週に続きギフチョウ観察会に参加する。 やや風が強いなかいつものところで、いつも通り元気に飛んでいた。ときにアゲハチョウやキアゲハも混じり追い駆けあう。 雑木林の中ではミヤマセセリ、トラフシジミが多い。ミヤマセセリはメスを見かける比率が増えてきた。 コツバメ、越冬明けクロコノマチョウを見る。 コチャバネセセリ、ヒメウラナミジャノメ初見。 午後からは単独行動。 ギフチョウ交尾を見る。メスは新鮮、オスはスレ、交尾時間は約30分くらいか。雲が厚くなり撤収する。〔東播磨〕

4月12日、13日(晴れ時々曇り) 仕事の関係で沖縄県石垣島に出張する。 昼休みの時間を利用してフィールドに出る。 センダングサの群落にリュウキュウアサギマダラ、シロオビアゲハ、スジグロカバマダラが集まっている。 やや高い灌木の樹冠を数多く飛んでいるのはタイワンクロボシシジミ。 ミナミキチョウはなかなか止まってくれない。 ウラギンシジミは本土産に比べて巨大であった。 イシガケチョウ多い。 ジャコウアゲハ、カラスアゲハらしき黒系アゲハが蝶道を渡って行くが同定できず。 同じく大型セセリ、小型セセリを目撃するが同定できなかった。 遠くにオオゴマダラが舞う。 美しいシロオビアゲハ♀を見つけるが、撮影し易いところに出てきてくれず、良い写真は撮れず。〔沖縄県石垣島〕

4月8日(晴れ時々曇り、一時雨) 昨日同様、不安定な天候の一日。 この時期恒例行事でギフチョウ成虫観察会に参加する。 あいにくの天気のため見かけるビフチョウの数は少ない。 羽化直後と思われる新鮮なメスを見る。 ツマキチョウ初見。〔東播磨〕

4月7日(曇り時々晴れ、一時雨) 寒気が入り、風強く、気温が上がらず、肌寒い日。目まぐるしく天気が変化する。 正午過ぎからフィールドに出る。 加西市内ギフチョウ保全地域の関係者と合流し、パトロールに同行させていただく。 保全のリーダーによれば、“天気が良ければパトロールほぼ毎日実施している、採集者を発見した場合は警察への連絡を含め、厳しく対応する”とのことであった。 晴れ間が十数分続くとようやくギフチョウが現れるが、ひとたび曇ると一斉に活動を停止する。たった一度のみコバノミツバツツジでの吸蜜シーンに出遭うが、今日の観察時間は合わせても30分に満たなかった。 雨が強くなり撤収する。〔東播磨〕

4月5日(晴れ) 休暇を取り春の蝶を撮影する。 残念ながら午前中は雲が厚く、活動するチョウは少ない。 午後になり、ようやく日差しが安定する。 アゲハチョウ、ミヤマセセリ、ルリシジミ、コツバメ、ギフチョウの活動を見る。〔東播磨〕

4月1日(晴れ) 朝から青空が広がる。 午前10時から自然公園を歩く。友人からの情報通り、陽だまりでコツバメがテリを張っている。カメラを準備しているあいだに飛び立ち、結局戻らず、残念! 多くのミヤマセセリがメスを探して飛んでいる。圧倒的にオスばかりだが、わずかに2頭メスを目撃する。メスの飛びは緩やかで吸蜜することも多い。 植栽のブルーベリーの株にコツバメ♀を見る。花は咲いていないのに長くとまっていた。 クヌギの幹にとまるルリタテハを見る。撮影していると突然飛び立ち、地表の草で腹を折り曲げ始める。よく見ればサルトリイバラの新芽に卵が見つかった。 オオシマザクラで吸蜜するのはスジグロシロチョウ。ミヤマセセリもやって来る。 広場を直線状に飛ぶツマキチョウを見る。 フジのつぼみに産卵するのは越冬明けのウラギンシジミ♀。 翅表の青い低温期型のルリシジミ♀の活動を見る。〔横浜市〕

3月31日(晴れ) やや風が強いがすがすがしい一日。 所用のためフィールド出撃は午後2時となる。 自宅近く鶴見川堤防を散策する。 多数のモンキチョウが飛んでいる。満開の桜を背景にアブラナの花を入れ、春を表現する写真に集中する。 ベニシジミ新鮮。アゲハチョウ、キアゲハを見る。〔横浜市〕

3月25日(晴れ) 終日、好天の一日。 朝10時前から小ピークでヒルトップしてくる種を狙う。ピークに到着した時点ですでに飛んでいたのは、アゲハチョウ、ヒオドシチョウ、ミヤマセセリ、ルリシジミ。 時に、ヒオドシ、ナミアゲハ、ミヤマセセリの3種は出遭うと追尾したり、もつれ合う。 咲き始めたコバノミツバツツジでミヤマセセリ、アゲハチョウの吸蜜を見る。ミヤマセセリはマスミレでも蜜を吸う。 雑木林の中ではテングチョウが多い。 ルリタテハを見る。 ショウジョウバカマの開花が始まる。〔東播磨〕

3月24日(晴れ) 先週に続き、小野市内ギフチョウ生息地にて、保全看板の設置作業を手伝う。 本日はウォークラリーのため多くのハイカーとすれ違う。皆さん興味深いようすで設置したばかりの看板の内容を確認していく。 テングチョウ各地で多い。 越冬明けのルリタテハ見る。 加西市内に移動する。 本日は里山整備作業の日とのこと、多くの地元高校生を含み40人近くの方とお会いする。 地元の皆さんが大切に守っていたカタクリの群落が盗掘に遭い、無残な姿をさらしている。本来なら100程の花を咲かしているところなのに10にも満たない花しかない。 誰が盗んだか分からないが心痛む光景である。 南向きの明るい畑ではモンキチョウ、モンシロチョウが多い。〔東播磨〕

3月17日(晴れ) 朝から小野市の皆さんと打合せ。今年新調したギフチョウ保全看板設置作業のお手伝いをする。*小野市内ギフチョウ生息地では土地所有者の権限により、ギフチョウの採集一切をを禁止する、違反者に対しては厳しい対応で臨む、とのこと。 作業の途中、尾根筋でアゲハチョウを見る。新鮮なオスだが、活動は弱く、日向ぼっこの時間が長い。 同じく尾根の岩場でテリを張るヒオドシチョウを見る。 各地でテングチョウを見る。 午後から加古川市主催の自然保護セミナーに参加する。セミナー終了後地元ケーブルTV局の取材を受ける。〔東播磨〕

3月11日(晴れ時々曇り) 気温が上がり始めた午前10時過ぎからフィールドに出る。やや気温は低いものの陽射しは力強い。 谷戸(やと)の陽だまりでキタテハ、テングチョウの活動を見る。 アラカシで翅を開いていたのはムラサキシジミ♀、南向に開けた雑木林でミヤマセセリを探す。時期的にはまだ早いかな・・・と思いつつも丹念に探す。しばらくすると期待通り落ち葉の積もる地表から飛び出す。翅の縁毛がきれいに揃った超新鮮な♂。飛び方は弱くいことから、本日の羽化個体かもしれない。 梅の花に何か来ていないかとみて回るが何も確認できず。〔横浜市〕

3月10日(晴れ時々曇り) 一昨日来の豪雨の跡が各地で残る。 日本鱗翅学会関東支部春の集いに出席する。“鱗翅目のはねの退化”、“オオルリシジミの遺伝的多様性”、“景観史から見た鱗翅目のすむ環境の遷移”など興味深い講演を拝聴する。〔東京都〕

3月4日(曇りのち晴れ) 昨日よりさらに暖かい日。 現時点での体力確認のため早朝から近郊の低山を縦走する。丘程度の低い山だが、しばらくすると汗が噴き出る。 陽気に誘われ、多くのテングチョウが活動している。 キタテハも多い。 越冬明けのキタキチョウの活動を見る。 期待したルリシジミは現れず。〔東播磨〕

3月3日(晴れのち曇り) 朝から気温はグングン上昇、春本番を感じさせる一日。 午前11時から近場を回る。 咲き始めた梅の花に期待通りテングチョウが来ていた。 きれいに整備された畑の土手にキタテハが多い。30mくらいの間に4〜5頭いる感じか。時にもつれ合っていることから一定の縄張りを占有しているようだ。 モンシロチョウ初見、畑の土手を飛んでいたが近づく前に見失う。 モンキチョウ、ベニシジミは姿を見せず。〔東播磨〕

2月18日(晴れ) 日差しにはやや力強さを感じるが、野外に出るとまだ寒い。 モンキチョウでも出ていないかと南向きの陽だまりを訪ねるがどこもまだのようである。 梅の花のつぼみが膨らみ、来週には開花しそうである。〔東播磨〕

2月17日(晴れ) 天気は良いが風強く、寒い一日。 大阪市自然史博物館で開催された日本チョウ類保全協会の関西・中国地区チョウ類の保全を考える集いに参加する。 今回は小生の講演の場をいただく。 久しぶりにお会いする方もいて、有意義な一日であった。〔大阪市〕

2月11日(晴れのち曇り) 昨日の雨は上がり、朝から陽は出ているものの肌寒い一日。 “モンキチョウでも・・・”と近場を回るが、気温は低く、風強く、探索は早々に断念する。 ハンノキの幹にミドリシジミの卵塊を見る。三ヵ所撮影後撤収。〔東播磨〕 

1月21日(晴れのち曇り) 昨日に続き暖かい日。 雑木林の一角、畑の土手に生えるイボタにウラゴマダラシジミの卵を探す。 これまで安定して発生していた生息地だが、一昨年無意味と思われる公園の造成が始まり、雑木林の皆伐に見舞われた。しかしなぜか途中で公園造成は中断し、今では無残な姿をさらしている。 大きく環境が変わったためか、ウラゴマダラシジミの卵は見つからず、わずかに一年前の4卵の殻を見つけたのみ。〔東播磨〕

1月20日(晴れ時々曇り) 朝から風弱く、日差しは暖かく、穏やかな日。 午前11時からフィールドに出る。 雑木林の縁、南向きの畑の法面にモンキチョウの活動を見る。期待通りに現れると嬉しくなってくる。当地ではほぼ通年、成虫が活動している。 ベニシジミを真剣に探すがこちらは姿を見せず。〔東播磨〕

1月1日(晴れ時々曇り) 朝から快晴の空が広がる。気温10℃を超える正午まで待ったのが裏目、フィールドに出るタイミングで雲が出だす。 体感気温は低く、これでは何も飛び出さない。 わずかにキャベツにモンシロチョウの幼虫を見るのみ。一時間で撤収する。〔東播磨〕


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