◆2020年フィールド日誌

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9月26日(曇り) 大型ヒョウモン各種の生態に詳しい友人の依頼を受け、調査のためマイフィールドを案内する。 気温低く、ドン曇りながら最初に訪ねた池周辺の生息地で早速ウラギンスジヒョウモン♂に出遭う。よたよた飛び、やっとのことでサワヒヨドリの花にたどり着き吸蜜を始める。 気温の上昇とともに、訪ねるポイントごとにメスグロヒョウモン、ウラギンスジヒョウモンが活発に飛び始める。草地湿地から飛び出した黒っぽい大型個体をよくよく見れば、ウラギンスジヒョウモン♀の新鮮個体であった。翅の縁毛も残り、この時期になぜこのような新鮮個体が見られるのか驚くばかりである。 アザミで吸蜜するアゲハチョウ♂2頭を見る。 ヒメジャノメ新鮮、出遭ったなかの1頭にリュウキュウヒメジャノメのような黒い翅裏の個体が混じっていた。 最後に訪ねた満開のソバ畑でメスグロヒョウモン♂、モンキチョウ♂を時間をかけて撮影する。〔東播磨〕

9月22日(晴れのち曇り) 秋のヒョウモンを求めて、近郊の湿地、草地を回る。 雑木林の縁、満開のイタドリの花株にメスグロヒョウモン♂3頭、ツマグロヒョウモン♀1頭が集まっている。 湿地に生えるマアザミで吸蜜するカラスアゲハ♀を見る。この花にはアゲハチョウ、メスグロヒョウモンも来ていた。 畑の奥の陽だまりでテリを張るメスグロヒョウモン♂を見る。この個体、非常に熱心にテリを張り、遠くのモンシロチョウにも反応して飛び立つ。ちょうど一年前、まったく同じこの場所でテリ張りとそれに続く、求愛、交尾を目撃したのだが、なんと今日も♀が登場、気づいた♂は間髪を入れず飛び立ち、上空見えなくなるまで追いかけていった。 ウラギンスジヒョウモンには出遭わず。〔東播磨〕

9月21日(晴れ時々曇り) 秋のゼフ♀探索3日目、絶好の気象条件にも関わらず、ヒサマツミドリシジミ♀は姿を見せてくれない。数が少ないのか、時期が早いのか分からないが今年はダメそうな雰囲気が漂う。 民家の庭先に植えられたシオンに多くのヒョウモンが集まっている。ツマグロヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモンの4種。ツマグロヒョウモン♀に求愛するオオウラギンスジヒョウモン♂を見る。 さらに規模の大きな花畑にチョウが群れている。 ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモン、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、サカハチチョウ、イチモンジチョウ、クロアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ウラナミシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリまで確認したがまだ他にもいたかもしれない。 午後2時撤収する。〔但馬、西播磨〕

9月20日(晴れのち曇り) 昨日に続き、ウラジロガシが生える渓谷を回る。 2か所目に訪ねた渓谷のせせらぎから不意にゼフ♀が飛び立つ。飛び方、大きさ、色合いから、たぶんヒサマツミドリシジミ♀であろう。一瞬のことでカメラを構える時間なし。目撃時間11:10。 正午まで再登場を待つが現れず。 南下する。 池の土手下、満開のサワヒヨドリにメスグロヒョウモン♂、ツマグロヒョウモン♂を見る。 次に訪ねた池土手下のサワヒヨドリではウラギンスジヒョウモン♂が蜜を吸っていた。 ハギの花つぼみの周囲を飛ぶウラギンシジミ♀を見る。 畑の一角の花畑に多くのチョウが群れている。 アゲハチョウが5〜6頭、キアゲハ1頭、ツマグロヒョウモン♂約10頭、メスグロヒョウモン♂、モンキチョウペア、多くのイチモンンジセセリ。 アゲハチョウの求愛行動を時間をかけて撮影する。〔但馬、東播磨〕

9月19日(晴れのち曇り) 今日から4連休。この時期の楽しみ、秋のゼフ♀調査のため早朝から但馬へ向かう。 偶数年に休眠芽を付けるウラジロガシの現状確認のため渓谷を回る。まだ芽が充分成長していないのか、気温が高すぎるのか、ヒサマツミドリシジミの姿なし。 渓谷のはるか上空を白いシルエットが通過する。ゴマダラチョウ♀のようでもあり、イシガケチョウのようでもあったが、同定できず。 高原のカシワ林にハヤシミドリシジミ♀を見る。産卵真っ最中か翅は破損が激しいがまだ腹部は大きい。草地では多くのジャノメチョウが活動していた。〔但馬〕 

9月13日(曇り) 朝からドン曇り、単身赴任中の休日、特にすることもないので、いつもの自然公園に向かう。 ツルボやニラは満開、谷戸の稲穂は黄金色に色付き、秋の気配が漂っている。 ヤブカラシで蜜を吸うのはアオスジアゲハ、アゲハチョウ、イチモンジセセリ、チャバネセセリと言ったところ。 ダイミョウセセリはスレが目立つ。ヒメジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、ウラギンシジミを見る。〔横浜市〕

9月5日(晴れ) 9月とはいえまだ真夏のようなフィールドに出る。 近場のポイントを回るが活動しているチョウは少ない。ヒヨドリバナやサワヒヨドリは咲き始めているが、ヒョウモン類はまだ夏眠中。飛んでいるヒョウモンはすべてツマグロヒョウモンであった。 荒れた畑に咲くヒャクニチソウにアゲハチョウ、キアゲハが蜜を吸う。 森の中でホシミスジ、アサマイチモンジを見る。〔東播磨〕

8月29日(晴れ) 早朝からこの夏、何度も歩いている渓谷に向かう。 朝8時半から歩き始めるが、森の中の渓谷であっても相当に暑い。 薄暗い中でスポットライトを浴びたような場所に生えるマツカゼソウにヒメキマダラセセリを見る。この植物、シカの忌避植物でありいたるところに生えているが通常、チョウは吸蜜に来ないものと思っていたが、今日は蜜を吸っていた。 結局林道を往復8kmを歩いたが、出遭ったチョウはカラスアゲハ1頭、クロアゲハ1頭、キタキチョウ2頭、テングチョウ約20頭、ヒマキマダラセセリ約20頭、たったこれだけの種である。この渓谷、シカの食害のため10年ほど前から植物相が悪化し始め、今ではこれ以上悪くならないレベルまで落ち、安定したように思われる。〔西播磨〕

8月22日(晴れ) 先週に続き、この夏4度目の渓谷を歩く。 一週間前に比べミヤマカラスアゲハは数を減らしていて、集団吸水は見られない。わずか2頭吸水のうち、新鮮な方の1頭に絞り、集中的に撮影する。路上吸水中のミヤマカラス撮影4日目にして、使用レンズ、適正露出、シャッタースピードなど、やっと撮影のコツを掴む。 モミジの葉にとまるミスジチョウ♀を見る。北海道や長野県では普通種だが、兵庫県では少なく、狙って撮影できる種ではない。今日は5年ぶりの兵庫県内撮影となる。 薄暗い林道の陽だまりでテリを張っていたのはヒメキマダラセセリか?この渓谷での本日の目的だったスミナガシは姿を見せず。 撮影地を移動する。 民家の石垣にクロツバメシジミの飛翔を見る。高温下、石垣の石の表面は焼けるように熱いため、決して石には止まらず、とまるときは必ず植物の上であった。産卵中のメスに求愛のためオスがせまるが、交尾は成立せず。〔播磨各地〕

8月15日(晴れ) 昨日に続き、西播磨の渓谷に向かう。今日の目的は、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハの集団吸水のビデオ撮影。期待通り多くの個体が集まっていたが、昨日とは集まる場所が移動し、路上ではなく、道路脇の杉の葉が折り重なったところ、たぶん何かの養分(ミネラル成分)が出ているのであろう。人為的飛び立たせ、多くの個体が舞い上がるシーンを狙ったが、なかなかうまくいかない。次第に数を減らし、ビデオ撮影は終了となる。 途中黒いタテハが横切るが同定できず。たぶんスミナガシであろう。 今日も正午前に撤収する。〔西播磨〕

8月14日(晴れ) 4日前に同じく、西播磨の渓谷を歩く。 シカが忌避するイワヒメワラビ、オオバアサガラ、マツカゼソウしか生えていない林道の陽だまりはイワヒメワラビが放つ不快な臭気が漂っている。 地面で吸水していたのはコムラサキ、舞いがってとまった先はオオバアサガラの葉、これでは“絵”にならない。 林道内の暗い水の染み出し個所にカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハの集団吸水を見る。カラスは破損個体ばかりだが、ミヤマの方は新鮮個体が多い。人の気配に驚いて飛び立つとなかなか戻ってこない。渓流釣りの方々、登山の方々が通過するたびにドンドン数を減らし、一時間余りで集団は消滅した。正午前に撤収する。〔西播磨〕

8月11日(晴れ) この夏初めて但馬へ向かう。 兵庫県内では貴重となったスジボソヤマキチョウを狙って撮影できるポイントを訪ねるが姿を見せず。 草原にツマグロキチョウ多い。オスはメスを求めて延々と飛び続ける。メスはオスの求愛を避けながらカワラケツメイに産卵していく。 森の中ではサトキマダラヒカゲ多い。 イチモンジチョウを各地で見かける。但馬ではシカの食害の影響を受け、近年減少が著しく、めったに出遭わなくなった本種であるが、今日はうれしい出会いであった。 撮影地を移動する。 高原のカシワ林でハヤシミドリシジミを探すがほとんど飛び出さない。毎年この時期に来ているが、これほど少ないのは記憶にないほどである。 渓谷内の湿地にサカハチチョウを見る。 同じところで涼んでいた(?)のはクモガタヒョウモンか?一瞬の出遭いで同定できず。 クサギはどこも満開だが黒系アゲハは見当たらない。〔但馬〕

8月10日(曇り時々晴れ) 久しぶりに西播磨の渓谷へ向かう。 歩き始めてすぐ出遭ったのはサカハチチョウの夏型。シカの食害のためコアカソは風前の灯火状態、よくぞ生き残っているものだ。 薄暗い林道を飛ぶ黒いタテハはスミナガシか?シャッターチャンスなし。 ポツポツとカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハが路上で吸水している。ここ数年のなかではまだマシな方かもしれない。 オナガアゲハ♂を見る。兵庫県内ではずいぶん久しぶりに出遭った気がする。 薄暗い水の染み出し個所で多くのカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハに混じって吸水していたのはイシガケチョウ。 何かの獣糞に多くの虫が集まる。無数のハエに加え、センチコガネなど糞に集まる甲虫、さらにゴマダラチョウ2頭が汁を吸っていた。 車に轢かれたミヤマカラスアゲハ♂に誘われるように同種のオス2頭が集まっていた。 雲が厚くなり午後1時撤収する。〔西播磨〕 

81日(晴れ) 前日夜から長野県入り、早朝から山岳方面に向かう。 高標高地の谷にオオゴマシジミを見る。個人的には十数年振りの再会。活動開始時間は8時半ころからだが、早い時間は幼虫の食草のカメバヒキオコシの上部にとまることも多い。オスもメスも新鮮な個体ばかり。静止中のメスに求愛するオス、その後の交尾成立と一連の行動を観察する。 咲き始めたヒヨドリバナで蜜を吸うコヒョウモン、キバネセセリ、サカハチチョウ、ミドリヒョウモン、コチャバネセセリを見る。 ヒメキマダラヒカゲ、クロヒカゲ多い。 午前10時、撮影地を変える。 保全地域でゴマシジミを探すが、大変少ない。時期的に早いのかもしれない。 広大な生息地で4時間探し回り、確認できたのは56個体か?アカセセリ、スジグロチャバネセセリ多い。 ヒョウモンチョウ、コヒョウモンともいるようだが、写真を見ての同定はこれから。 カワラナデシコ(?)で吸蜜するスジボソヤマキチョウを見る。どの個体も新鮮だが、オスが多い。 オオミスジ、クジャクチョウ、エルタテハを見る。 ムモンアカシジミは姿を見せず。 炎天下の撮影で熱中症の一歩手前の状態に陥る。 午後4時撤収。〔長野県〕

726日(雨のち晴れ、雨) 23日からの四連休、至近距離でのキリシマミドリ♂開翅シーン撮影にスタンバイしていたが、撮影できそうな日は一日(半日)もやって来ず、また来年、である。 晴れ間が広がったのを見計らっていつもの公園に向かう。 晴れてはいるが湿度が高く、少し歩いただけで汗が噴き出る。 森の中でコジャノメ第2化個体を見る。 薄暗い林床付近をバタバタ飛ぶ影はクロコノマチョウか? アオスジアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハを見る。 咲き始めたクサギの花には何もいなかった。 森の中の陽だまりでテリを張るダイミョウセセリを見る。 スジグロシロチョウ多い。 シラカシの幼木にムラサキシジミ♂♀とも見る。新鮮なアカボシゴマダラ♂(第2化個体)を見るがシャッターチャンスなし。出始めか? チョウ影薄くかつ雨雲接近に伴い早々に撤収する。〔横浜市〕

721日(曇り) 休暇を取り、キリシマミドリシジミの撮影のため伊豆半島へ向かう。 渓谷のポイント着は午前10時。アカガシを叩くとメスらしき個体が飛び出す。遠くのアカガシの樹冠をオスが移動していく。 キリシマの撮影に適した丸秘ポイントへ向かう。 しかし空はドン曇りで何も飛ばない。むなしく時間が過ぎる。 アカガシの下のツバキの株からキリシマミドリのメスが飛び出す。何か汁が出ていて、それを吸汁しているのかさらにもう1頭潜んでいた。1頭は超新鮮、もう1頭はややスレで小さなカケあり個体。 曇っていても明るくなると素早く翅を広げる。閉翅から全開翅に至る所要時間は約0.2秒と速く、V字開翅がうまく撮影できない。 他にめぼしい撮影対象も現れないためこのメス2頭を数百カット撮影する。スジグロシロチョウ多い。 ヒメキマダラセセリ♂のテリ張りを見る。 午後2時半撤収。〔静岡県〕 

719日(晴れ時々曇り) 北海道遠征2日目。 早朝より海岸のカシワ林に分け入る。カシワの高枝を叩けば、小さなシジミが飛び立つ。感覚的な大きさはゴイシシジミ程度。草地に降りた個体を確認したところ、ウラジロミドリシジミであった。何という小ささ!ゴイシシジミもしくはヤマトシジミと同じくらいか、より小さい個体ばかり。メスは比較的新鮮な個体も混じるが、オスは例外なく超破損個体ばかり。陽が差すと地表のササにとまっていた多くの本種が一斉に開翅する。 ウラジロミドリほどの数ではないがハヤシミドリシジミも多い。ウラジロミドリに比べ、ハヤシミドリは一回り大きいため両者の同定は容易である。ハヤシミドリ♂はボロばかり。 カシワアカシジミ(キタアカシジミ)もハヤシミドリと同じくらい飛び出す。残念ながら本種もスレ個体ばかり。 二度、ウスイロオナガシジミを見る。 草地ではツバメシジミが多い。しかも新鮮。素人から見ればゼフ各種よりこちらの方が圧倒的に美しい。 カシワ林のなかを大きく移動する。 次のポイントではカラスシジミが多い。 ハヤシミドリは少なく、代わってジョウザンミドリシジミばかりとなる。時間的にテリ張りの真っ最中であった。 明るい小道に咲くアカツメグサで吸蜜するオオモンシロチョウを見る。 撮影地を移動し昨日訪ねた林道を歩く。 昨日あれほどいたアイノミドリシジミ、ジョウザンミドリシジミともほとんど見かけない。昨日に比べやや曇り空程度の違いであるが、この少なさはどのような理由によるものか分からない。ミヤマカラスアゲハもいない。少ないながらコムラサキ、シータテハを見る。 この林道唯一の収穫は新鮮なオナガシジミを撮影できたことか。 さらに撮影地を移動する。 水が流れる林道で集団吸水するエゾスジグロシロチョウを見る。集まった数は約10頭。サカハチチョウ、クジャクチョウも混じる。クジャクチョウは超新鮮。 テリを張るのはメスアカミドリシジミ。陽光がまともに当たる位置にとまるときは翅を閉じ、日陰にとまるときは開翅する。テリ張り中にとまるカツラの葉の表面がツルツルで滑るらしく、何度も滑り落ちていた。 真昼間でもウラゴマダラシジミは活発に飛び回る。 越冬明けのボロボロのキベリタテハを見る。キベリ部分はほとんど残っていなかった。成虫の期間は11カ月を超えているはずで生命力の強さに驚く。 帰りの便の都合で午後2時撤収。〔北海道〕

718日(晴れ) 友人からのお誘いで急遽北海道へ。 天気予報通り札幌は快晴。まずは郊外の自然公園に向かう。 見下ろす位置でメスアカミドリシジミのテリ張りを見るが、残念!どの個体も大きく破損している。ミスジチョウは優雅に舞う。撮影地を変える。 薄暗い林道の地面にテリ張りを終えたアイノミドリシジミ、ジョウザンミドリシジミがとまっている。それにしてもものすごい数!歩を進めると次々に飛び立つ。なかにオオミドリシジミも混じっている。 林道の獣糞に集まるコムラサキとキバネセセリを見る。 明るい水の染み出し箇所に集まっていたのはシータテハ、コムラサキ、ミヤマカラスアゲハ。ミヤマカラスは第二化のオス、後翅裏面の白筋は太く、表翅は全面が青緑色に輝く。正直、これほど美しいオス個体に出遭ったのは初めてである。 林道のいたるところでミスジチョウが飛んでいる。長野県産に比べ大型、特にメスは西日本産と同じくらい大きい。 更に探索する林道を移動する。 渓谷にかかる橋から下をのぞくとメスアカミドリシジミがテリを張っている。ここにいたのは比較的新鮮個体であった。 さらに奥に進む。 渓谷の高所でテリを張る多くのエゾミドリシジミを見る。 明るい崖でジョウザンシジミを探すが姿を見せず。 各地でコキマダラセセリを見る。 午後4時撤収。本日の歩数は20,000歩以上。〔北海道〕

712日(曇り時々晴れ) 最新の天気予報を横目に見ながら、朝一番のあずさで、今年初めて長野県に向かう。レンタカーで高標高地に到着、辺り一面ガスが立ち込め、雨が降り続く。しかも気温は低く、これでは何も飛ばない。あわよくばメスアカミドリシジミの占有行動を狙っていたがこれでは無理!早々に?下界”へ下る。 市街地郊外の公園では時折青空がのぞく。 満開のヒメジオンに多くのミヤマカラスシジミが群れている。新鮮な個体は少ないが、とにかく数が多い。手の平うちくらいの広さに3頭、4頭と集まる花株もある。 スジボソヤマキチョウも数が多い。しかしオスばかり。 ヒメジオンの花で蜜を吸うキバネセセリを見る。 オカトラノオの群落に集まっていたのは、ホシミスジ、メスグロヒョウモン、ジャノメチョウ。 クヌギの樹冠を舞うオオムラサキを見る。あづま屋などの人工物の壁でも見かける。しかし鮮度はよくない。 これくらい蝶影が濃いと撮影していても気分が良い。 風が強まった午後3時撤収。〔長野県〕 

75日(曇り時々晴れ) 久しぶりに但馬・ハチ高原のウスイロヒョウモンモドキ保全の現場に行く。実際に現地を見れば、すざまじいシカの食害の下、幼虫の食草であるオミナエシの保全作業に苦労されている様子が手に取るように分かる。聞くところによれば、国内のウスイロヒョウモンモドキ生息地は、岡山恩原高原とここハチ高原の2箇所になってしまったとのこと。ハチ高原においては自然状態での世代交代ではなく、飼育個体の放チョウによって繋いでいる現実がある。 シカ侵入防止柵の内側ではアザミの花が咲き、多くのウラギンヒョウモンが集まっている。ウスイロヒョウモンモドキはアザミには来ず、吸蜜はもっぱら白い花で行われるため、わずかに咲いているショウマやヒメジオン、オカトラノオの花を注意深く探すが姿を見せず。 撮影地を移動する。 高原のカシワ林にハヤシミドリシジミを見る。出始めらしく新鮮な個体が多い。しかし枝をたたいて飛び出すのはメスばかり。現地で出会った同好者が見つけたオスの撮影に割り込ませてもらう。 横浜に戻る予定もあり、午前11時撤収。〔但馬〕

7月4日(雨のち曇り) 朝から雨が降ったり止んだり。雲が薄くなった午後3時からフィールドに出る。 向かったのは自宅近くのハンノキ林、長竿でたたいてみるとワラワラとミドリシジミが飛び出す。じっくり見ればハンノキの細枝上を歩き、腹を折り曲げ産卵するしぐさをみせるメスが多い。ハンノキの葉で開翅するメスを見る。今日確認したのはO型、A型、B型の三つ、根気よくAB型を探したが見つからず。オスは数を減らしている模様。1頭しか確認できず。 田んぼの畔のアザミにオオチャバネセセリが多い。〔東播磨〕

627日(曇り時々晴れ) 午前1時半起床で但馬へ向かう。 昨年初めて兵庫県で報告されたクロミドリシジミの生息地で夜明け前からスタンバイする。午前415から夜が明け始める。アベマキの大木が密集している箇所の樹冠を注意深く見て回るが、それらしい影はどこも見つからない。この生息地では相当発生数が少ないのかもしれない。オスのテリ張りポイントを見つけるには45年かかりそうである。午前7時、観察地を移動する。 高標高の谷にジョウザンミドリシジミの活動を見る。例年に比べて数は少ないが、それでも56頭が活動していた。 やがてアイノミドリシジミも活動に加わる。アイノの活動域はジョウザンに比べて高く、なかなか下に降りてこない。 翅表の輝きが違うため、両者の同定は遠方からでも容易である。 斜面のササ原にゴイシシジミが多い。兵庫県内で久しぶりに多数の個体を見たような気がする。但馬ではササの葉が徹底的にシカに食べられ、ササ原自体が激減しているためである。葉の裏をよく見ればタケノアブラムシのコロニーがいくつもあり、そこにもゴイシが止まっていた。 更に移動する。 少ないながら例年、メスアカミドリシジミ♂がテリを張っているポイントを回るが、どこもまったく見かけず。 間断なく睡魔がやってくるため昼前に撤収する。〔但馬〕

623日(晴れ) 有給休暇を取得し、早朝よりゼフ観察・撮影に向かう。 午前8時半、渓谷のテリ場にまず現れたのはジョウザンミドリシジミ。まず朝日が当たり始める高所から活動を始める。卍は少なく、もっぱら追尾が活動の中心となる。例年に比べ、活動する個体は少ない。 9時を回ると金緑色の輝きを放つのアイノミドリシジミが現れる。すばらしいスピードで飛び回るが、ジョウザンミドリに同じく大変数が少ない。 ジョウザンミドリ、アイノミドリの観察中、頭上からフジミドリシジミ♀が“落ちて”くる。どうやら吸水が目的らしく、さらに渓谷の下部へと移動する。 弱弱しく飛び葉の裏に隠れるのはウラクロシジミ♂。 渓谷上部から猛スピードで侵入し、樹冠だけでなく、あらゆるところをランダムに飛ぶのはヒサマツミドリシジミ♂であろう。 午前10時半、標高を上げヒサマツミドリシジミの登場を待つ。 午後1時、ブナの大木の上部に現れる。 2日前に比べ、日差しが強く、気温が高く、撮影中は頻繁に水分を補充する。午後1時半を過ぎるころから活動する個体が複数となり、時に卍飛翔を見せる。2日前に比べ、低い位置にとまることも多く、撮影に気合が入るが、気温が高いためか水平開翅することはほとんどない。本日中に横浜に戻らねばならず、午後2時半撤収する。〔但馬〕

621日(晴れ、夕方から曇り) 昨日とほぼ同じコースを巡る。 例年、ジョウザンミドリ、アイノミドリが乱舞する谷で舞っていたのはキアシドクガ。谷全体に無数の白い紙吹雪が舞っているようだ。頭上の葉の裏に交尾ペアがいるらしく、多くのオスが団子状態で集まっている。 ヒメキマダラヒカゲを見る。 快晴ですがすがしい尾根筋の林道を超低速で移動する。 ウツギの花に多くのチョウが集まっている。アカタテハ、ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモン、イチモンジチョウ、ヒオドシチョウ、テングチョウなど。そのなかでイチモンジチョウは近年減少著しいため、一日に複数頭を目撃したのはずいぶん久しぶりである。 更に移動する。 高原のカシワ林でカシワの樹を叩いてみるがなにも飛び出さない。わずか5ほどの屋外だったが、足には45頭のダニが付いていた。仮に1時間いるとしたら何頭のダニが付くのだろうかと空恐ろしくなるダニ密集度である。 ヒサマツのテリ張りポイント着午前10時、昨日とは打って変わって日差し強く、気温は高い。 午11時、ヒサマツ♂がブナの樹冠に現れる。金緑色の閃光が切り裂く感じか。午後1時過ぎ、ようやく低い位置にテリを張り、撮影に力が入る。全般的に活動している個体数は少ない。 午後4時、雲が出て日差しがなくなり撤収する。 アサギマダラを見る。 ウラクロシジミ♂の飛翔を見る。〔但馬〕

620日(雨のち曇り) 県跨ぎの移動自粛解除に伴い、週末兵庫県に戻る。 気温低く、雲多い天気だが早朝から但馬に向かう。 ゼフのテリ張りポイントを巡るが、霧雨が降り続くなかでは活動しているチョウはいない。 正午前に雨は止み、時々薄日が差すが気温は低いまま。標高の高いところでは13℃前後か。 ブナの樹冠をフジミドリシジミが渡っていくが、数は少ない。 お目当てのヒサマツミドリシジミは姿を見せず。 ウラクロシジミ♂の飛翔を見る。 夕刻、スレたキマダラルリツバメを撮影する。〔但馬〕

67日(晴れ) 未明の雷雨も明け方には止み、一気に天気が回復する。 大急ぎで昨日とおなじオオミドリの“テリ場”に向かう。午前9時着。 昨日に比べ天気が良く、光量が多く、活動の条件は良いが相変わらず活動している個体数は少ない。一番低い位置に来ても地表から2mあり、相変わらず撮影は難しい。占有位置(葉先)に戻る直前の飛翔を狙うが、いつもの通りスカ写真の山を築く。 活動の最終時間は1015、占有行動を終了し、樹冠に舞い上がった。 咲き始めたアザミで吸蜜する第2化カラスアゲハ♀を見る。すでに両後翅を大きく破損していた。 キアゲハも第2化個体。 電車を乗り継ぎフジミドリポイントに向かう。午後1時着。 530日とは打って変わり、辺り一面白い物体が漂っている。正体は今シーズン大発生しているキアシドクガ。視界に常時100頭以上の数をとらえることができる。 お目当てのフジミドリはたった一度姿を見せるがそれも一瞬のできごと、シャッターチャンスはなし。 テリを張るミスジチョウ♂はすでに破損していた。 アサギマダラ♀は優雅に舞う。 テングチョウ、アオスジアゲハ姿を見せる。午後4時撤収。〔横浜市、東京都〕

66日(晴れのち曇り) 早朝から郊外の自然公園に向かう。 この時期、オオミドリシジミ♂が占有行動を見せるポイントに到着するが、今日は1頭もいない。 伐採に伴う“テリ場”の照度の変化が影響しているのであろう。付近を丁寧に探し、ようやく“テリ場”を見つけ、占有行動を目撃する。しかしながら活動している個体の数が少なくかつ、頭上高く飛び回っているため、迫力はイマイチ。撮影に際しても、翅表を見ることができない。しかもすでにスレ・欠け個体ばかりになっているようだ。午前9時半を過ぎるころから活動が低調になり、活動する個体も減る。 満開の栗畑でアカシジミ、テングチョウ、イチモンジチョウを見る。〔横浜市〕

531日(曇り) いつもの公園を歩く。 雑木林の中を緩やかに飛ぶのはウラナミアカシジミ。2箇所ほど小さく破損していることに気付く。 高所で占有行動するウラギンシジミを見る。 ルリシジミ♂新鮮。 たった今抜け出した蛹殻にとまり羽を伸ばすヒオドシチョウを見る。 昨日の疲れもあり、天気の回復も望めないので早々に撤収する。〔横浜市〕

530日(晴れ) 始発電車で都内郊外の有名観光地に向かう。 朝7時、ウツギで蜜を吸うアサギマダラ♀を見る。 モミジの樹冠を高速で飛び回るのはミスジチョウ♂。 ブナ、イヌブナが生えるポイントでフジミドリシジミの活動を見る。気温が高いためか日向には出てこず、葉の茂みの奥で静止していることが多い。午後3時前よりやや活動が活発になる。樹冠をチラチラ飛ぶが長くは続かない。本日、目撃したのはオス3頭、ド完品個体、前翅表にわずかなスレあり個体、後翅にわずかな欠損あり個体の内訳であった。時間が経つと頻繁に開翅するもののいかんせん距離が遠い。午後5時撤収。〔東京都〕

523日(晴れ時々曇り) 昨日に続きウラゴマダラシジミの撮影に向かう。 多くの蛹が付く発生木で静止する個体を見る。たぶん羽化直個体であろう。 歩道沿いの草の葉に静止するのはウラナミアカシジミ。極めて新鮮。 コナラに飛来するアカシジミを見る。丸丸とした腹部のメスであった。 午後2時を過ぎるとウラゴマダラシジミの活動が盛んになる。今日は広角レンズを使い、飛翔撮影を試みるが、例によってスカ画像の山を築く。約1000回シャッターを切って、写っていたのはわず40カット弱! 昨日にも増して今日はアカボシゴマダラが多い。翅が破損していないメスの産卵行動を見る。産卵後、静止していたところへオスがやってきて、盛んに求愛するが交尾には至らず。 イチモンジチョウ、コミスジ、テングチョウ、ダイミョウセセリの活動を見る。 モンシロチョウの第2化個体を見る。 ミズイロオナガシジミは姿を見せず。 午後3時撤収する。〔横浜市〕

522日(曇りのち晴れ) “雨のち曇り”との予報は外れ、雨は降らず、午後から大きく青空が広がる。 急いでフィールドに出る。 コナラの葉の上で静止するウラゴマダラシジミを見る。羽化直後らしく極めて新鮮。たぶん翅を開くだろうと予想し、じっと待つ。一時間後V字まで開翅するが、その後樹冠へ飛び立った。 午後2時過ぎより、メスを探すため、イボタの株の周囲を飛ぶオスが現れる。 アカボシゴマダラ多い。幼木に産卵するメスを見る。 テングチョウの第1化個体の活動を見る。 イボタの花で吸蜜するのはイチモンジチョウとコチャバネセセリ。 アオスジアゲハ、ナガサキアゲハの飛翔を見る。 越冬明け個体のウラギンシジミ♀を見る。 ウラゴマダラシジミの活動が低調になった午後4時撤収。〔横浜市〕

517日(晴れ) 昨日とは打って変わって朝から晴れ間が広がる。 先週とは違う自然公園を歩く。 コジャノメ、ヒメウラナミジャノメは数を増している。 樹冠を高速で滑空するアカボシゴマダラ♂を見る。早く、遠く、止まらずの条件では撮影は無理。オスはあきらめメスを探す。ようやくメスを発見、根気よく追い回すうち、エノキの中木にまとわりつき、産卵行動を見せる。 ナミアゲハ、キアゲハ、カラスアゲハ、モンキアゲハ、アオスジアゲハを見る。 モンシロチョウは第二化個体しかも超大型オス、もしやオオモンシロではとそっと近づき確認すれば、まぎれもなく普通のモンシロであった。 イチモンジチョウを見る。本種は兵庫県内では減少著しい。 イボタの開花が始まっているがウラゴマダラシジミは見かけず。 撮影地を変える。 鶴見川の河川敷で新鮮なジャコウアゲハ♀を見る。アオスジアゲハ♂の占有行動を見る。〔横浜市〕

59日(晴れのち曇り) 郊外自然公園を歩く。 一気に緑の濃さが増し、雑木林の中はもう薄暗い。 陽だまりに咲くハルジオンにコチャバネセセリが多い。兵庫県では数を減らしているようで以前ほど見かけないが、当地では一つの花株に2頭、3頭と蜜を吸っている。 同じ花にはダイミョウセセリもやってきていた。 薄暗い森の中でコジャノメを見る。 クロヒカゲ新鮮、なかには羽化直と思われる個体を見かける。 コミスジ♀を見るが、当地の♀は大きい。 越冬明けのルリタテハ、テングチョウの活動を見る。 ジャコウアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハを見るがシャッターチャンスなし。〔横浜市〕

5月1日(晴れ時々曇り) 昨日と同じ行動。快晴の天気予報だったが現地は時々雲がかかり、万全の撮影状況とはならず。 昨日ミヤマカラス♀がやってきた花株を狙う。 クロアゲハは頻繁にやってくるが、相変わらずミヤマカラスは姿を見せず。11時35分、ようやく新鮮な♂がやってくる。しかし人の気配に敏感でなかなか近寄らせてくれない。わずか数分で飛び去られてしまう。 午後1時、2頭目♂が現れるが、残念ながらしっぽが1本欠けていた。 その後ようやく♀が来てくれたが、茂みの中の奥まった花でばかり吸蜜するため結局良い写真は撮れず。 藤の花で吸蜜するクロアゲハを見る。 コミスジ新鮮。 午後2時撤収。〔播磨某所〕

4月30日(晴れ) 外出自粛要請は重々承知しつつも、どうしても外せない所用のため一昨日夜、横浜から加古川に戻っている。 30日、朝から快晴、近くのミヤマカラスアゲハが集まるポイントに陣取る。 しかしやってくるのはアゲハチョウ、キアゲハ、クロアゲハのみ。一度だけ新鮮なカラスアゲハ♂が現れるが、ツツジでの吸蜜時間も短く飛び去る。 お目当てのミヤマカラスを求め、場所を移動する。 日が傾きかけた午後1時半、ようやくミヤマカラス♀が吸蜜にやってくる。この個体、翅に破損はないものの後翅裏面の白状線も細く、翅表の輝きもイマイチであった。 越冬明けのテングチョウ、ヒオドシチョウの活動を見る。 シロバナエンジュの幼木新芽に産卵するのはトラフシジミ。 午後2時撤収する。〔播磨某所〕

426日(晴れ) 今日も朝から青空が広がる。 一週間前に同じく自然公園内の栗林に向かう。 ムラサキハナナはまだ咲いている。 ツマキチョウ、スジグロシロチョウは数を減らしている。 ミヤマセセリは完全に姿を消しているが、テングチョウはまだ活動している。 一気に数を増したのがカラスアゲハ、常時数頭のオスが飛び回り、メスを探している。メスはほんのたまにしかやってこない。メスは吸蜜するのみなので遠方からでもそれとなく分かる。 クロアゲハ、モンキアゲハも混じる。 コミスジを見る。 撮影は午前中で終了。〔横浜市〕

425日(晴れ) 外出自粛要請に反しないよう自宅近くで撮影する。 このところ通っているギンイチモンジセセリ発生ポイントに向かう。 10時を過ぎるころからポツポツと飛び出す。注意深く観察すると、絶対に舗装道路へは飛び出さず、必ず草地の上を飛ぶ。飛ぶ高さについて、基本的に地上から50pより低いところを飛ぶようだ。カケやスレ個体も混じるようになっている。飛翔シーンを狙って3時間頑張るが、本当に難しい。3時間で2000回シャッターを切るが、大半が枠にすら入っていない。たまに入ったとしてもピンボケ、葉かぶりなどスカ写真の山となる。まともに写っていたのは10枚以下か? ベニシジミ、ツバメシジミ多い。 このポイントで撮影するたびにヒマウラナミジャノメの数が増していく。〔横浜市〕 

419日(晴れ) 兵庫県に戻れない週末が続く。 先週に同じく、ムラサキハナナの群落がある栗林に向かう。 空には雲一つなく快晴。 午前9時、スジグロシロチョウが活動を始める。10時を過ぎるころからツマキチョウも飛び出すが、先週に比べると破損個体の比率が高まっている。ツマキチョウは直線的に飛び、ある程度飛翔ルートが予測できるため、飛翔シーンの撮影に没頭する。 コミスジ初見、超新鮮個体。 高所の枯れ枝にとまるテングチョウを見る。 午前11時、ようやくお目当てのカラスアゲハが現れる。一カ所にとどまることなくムラサキハナナの花を移動していく。 逆光下、強烈なコントラストのある状況下では、まともに写せない。 よい写真が撮れそうにないこのポイントは正午で終了、数日前、散歩中ににたまたま見つけたギンイチモンジセセリポイントに向かう。 河川敷の草地を歩くとギンイチがポツポツと飛び出す。ここでも飛翔を狙うが、枯草を大量に含む地面から高く舞い上がることがないため、“葉かぶり”、“枝かぶり”かつ、ピンぼけ、スカ写真の山を築く。ツマキチョウ飛翔撮影に比べ、2段階くらい難易度が上がっている感じか。連写を利かせ、300カット以上撮影したが、まあ見られる写真は10枚もあるかなかの惨憺たる結果であった。 午後2時撤収。〔横浜市〕

411日(晴れ) 今週末も兵庫県に戻れず、近場の自然公園を歩く。 ムラサキハナナは今が満開。多くのスジグロシロチョウとツマキチョウが活動している。 ツマキチョウの飛翔シーンを撮影中にカラスアゲハが現れ吸蜜するがあわただしく飛び去る。カラスアゲハは♂♀とも1回づつの登場であった。 さらにキアゲハもやってきたがカラスアゲハに同じく吸蜜時間は短い。 森の陽だまりにルリタテハ、ムラサキシジミを見る。 ミヤマセセリは数を減らしている。 トラフシジミを見るがすでにスレ個体のもよう。 コツバメは見かけず。 越冬明けのヒオドシチョウ、キタテハ、キタキチョウを見る。 明るい畑にベニシジミ、モンシロチョウ、モンキチョウが多い。〔横浜市〕

44日(晴れ) 本来なら兵庫県に戻りギフチョウ観察予定だったが、新型コロナウイルス蔓延の影響で横浜から出ることができず、やむなく近場の公園で撮影する。 満開、散り初め、桜の花は樹によって異なるが、すがすがしい春の気配が漂っている。 伸び始めたエノキの新芽に産卵するテングチョウを見る。 森の中の開けた草地にミヤマセセリ、スジグロシロチョウ、ツマキチョウが活動する。越冬明けのルリタテハ、キタテハを見る。 開けた湿地でテリを張るコツバメ♂を見るが、翅は破損していた。 藤棚の新芽にトラフシジミを探すが姿を見せず。 ムラサキハナナはすでに満開だが黒系アゲハは飛ばず。 明るい栗林にミヤマセセリ多い。オスはスレ・ボロ個体ばかりだが、♀は新鮮。求愛時の卍飛翔を狙うが膨大なスカ写真の山を築く。 動きの鈍いツマキチョウ♂を追いかけ飛翔シーンを撮影する。やけに簡単に写せたと思ったら、右前翅先端がねじれて、いわゆる羽化不全個体であった。 その他、モンキチョウ、モンシロチョウ、ベニシジミ、ムラサキシジミ、キタキチョウ、アゲハチョウを見る。〔横浜市〕

3月21日(晴れ) 早朝から、昨日残した小野アルプス東側の“ギフチョウ採集禁止”看板の設置作業を行う。 朝からハイカーの数が多く、皆興味深く作業を眺めていく。作業は10時半に終了し、昨日に続き小ピークに向かう。 時間の経過とともに尾根筋の遊歩道ではハイカーがひっきりなしに往来する。中には10名以上の集団も通過していく。 雑木林の中ではテングチョウが多い。瞬間的に卍になることも多い。 ピークでは今日もヒオドシチョウ、ミヤマセセリ、アゲハチョウが飛び交っている。 さらに今日はキアゲハも1頭加わっていた。 昼時になればハイカーは一斉に昼食タイムへ。両者の取り合わせが面白く、広角で狙ってみる。 午後1時前に撤収。〔東播磨〕

3月20日(晴れ) 溜まった所用をこなし午前10時からフィールドに出る。 小野市来住町、下来住町から依頼を受け、小野アルプス西側の“ギフチョウ採集禁止”看板の設置作業を行う。これは土地所有者の権限によるギフチョウ採集目的の立入禁止措置であり、違反を見つけた場合は警察への通報含む厳罰で臨むと町内会長から伺っている。 併せて、隣接する加西市網引町一帯も2020年度から保全条例が制定され、ギフチョウ含むすべての動植物の採取は禁止となっている。 森の中の遊歩道にテングチョウ多い。 日頃の運動不足から、わずか百数十メートルの小ピークに登るのも息が切れる。 ほうほうの体で登ったピークではヒオドシチョウ、ミヤマセセリが追い駆けあっている。 しばらくするとアゲハチョウ、ルリシジミも加わり、山頂は大賑わい。 畑や林の小道でもチョウが多い。 モンシロチョウ、キタキチョウ、ルリタテハ、ツバメシジミなど多くの種が活動していた。〔東播磨〕

315日(晴れ) 西表島滞在最終日。 気温は低いが朝から快晴。 2日前のリベンジではないが、再度テツイロビロウドセセリを探す。ようやく幼虫の食草のマメ科植物(デリス)の状況を理解する。この植物、秋に葉を落とし、冬期はツルだけ残しているため分からないことに気が付いた。丹念に見ていくとすでに茶褐色の新葉を付けているものもあり、さらに詳しく手に取り確認すると、綴られた葉の中に幼虫が潜んでいた。このポイントで1時間粘るも、超高速で飛翔する大型セセリの影を一瞬見たような気がするが同定はできず。 更に移動する。 2日前に訪ねたタイワンキマダラのポイント、今日は高所を活発に飛んでいた。 樹冠から地表近くまでなめるように飛ぶのは♀を探す♂の行動の様だ。撮影は難しいとあきらめたとたん、地表近くの葉で翅を開いている新鮮なタイワンキマダラを見る。 満開のセンダンに吸蜜に来ていたのはジャコウアゲハ、ベニモンアゲハ、ミカドアゲハ、アオスジアゲハ。 ルリタテハ、アカタテハを見る。 最後の最後で三たび林道に入る。 高所を数多く活発に飛ぶのはムラサキシジミか? 天気が良いので、マダラ類が多いが、めぼしい種はいない。 今日もリュウキュウウラボシシジミの吸蜜を見る。 正午、全ての撮影を終了し、帰途に就く。〔西表島〕

314日(雨) 朝から雨が降り続くあいにくの一日。しかも気温は低く、20℃にも届いていないようだ。 雨が止んだのを見計らってフィールドに出る。 林道では2日前に同じく、マサキウラナミジャノメとリュウキュウヒメジャノメばかり。 再び雨が降り出す。 こんな天気でもリュウキュウウラボシシジミは吸蜜にやってくる。他に撮影対象もないので、雨に濡れる撮影機材を気にしながら撮影を続ける。帰りに3日連続でシロオビヒカゲ生息地を訪ねる。 この雨の中でも活発に飛んでいた。〔西表島〕

313日(曇りのち晴れ) 未明の土砂降りで一時はどうなることかと思ったが、朝9時頃から天気は急速に回復し、晴れ間が出てくる。 島の北部の車道脇で赤い花に来ていたヤエヤマカラスアゲハを見る。 ナミエシロチョウの求愛行動を見るがメスは拒否を貫く。 暖かい陽光の中をリュウキュウアサギマダラが優雅に舞う。島の西でオキナワビロウドセセリを狙うが姿を見せない。そもそも幼虫の食草であるマメ科植物が見つけられない。 陽だまりのセンダンクサの群落でアオスジアゲハ、ミカドアゲハ、スジグロカバマダラ、タテハモドキ、リュウキュウミスジを見る。 ここでもタイワンクロボシセセリとヒメウラナミシジミは多い。 1時間滞在していても大きな変化がないため撮影地を変える。 ガイドブックに従って何か所も移動し、シロオビヒカゲを探すがまったく出遭わない。 咲き始めたトベラで吸蜜するイシガケチョウを見る。 沖縄の伝統的なお墓の前で占有行動していたのはクロセセリ。 ベニモンアゲハ、ジャコウアゲハの活動を見る。 更に移動する。一瞬タイワンキマダラが姿を見せるが、撮影する間もなくアッと言う間に飛び去った。 昨日、シロオビヒカゲを撮影した場所を再訪する。今日も複数頭が活発に活動している。シロオビヒカゲ♀に執拗に求愛するリュウキュウヒメジャノメ♂を見る。 大きさも形もまったく違っているのに間違えるとはどういうことか?明らかに目視による種の識別ではなく、匂いとか別の要因で反応しているように感じられた。バナナの花にまとわりつくシーンも多く、飛翔の撮影には千載一遇の局面が続く。1時間で500カット以上撮影する。 午後5時宿に戻る。〔西表島〕 

312日(曇りのち雨) 今日から4日間、西表島にて撮影を行う。 新石垣空港からバスにて離島ターミナルへ、さらに高速船に乗り西表島へ向かう。レンタカーを借り、午後2時からフィールドに出る。 林道に分け入るとマサキウラナミジャノメとリュウキュウヒメジャノメがやたら多い。 白いセンダングサで吸蜜するリュウキュウウラボシシジミを見る。 薄暗い林道を飛ぶのはクロテンシロチョウ。 アサギマダラ、リュウキュウアサギマダラ、スジグロカバマダラ、オオゴマダラ、ヒメアサギマダラのマダラ類もそれほど数は多くないがポツポツと姿を見せる。 小さいシジミチョウはタイワンクロボシシジミとヒメウラナミシジミか。 ナミエシロチョウかカワカミシロチョウかは分からないが高所を飛んでいた。 ミナミキチョウ多い。 チラッとツマベニチョウが姿を見せる。 林道を切り上げ、集落近くで竹林を探す。 期待通りシロオビヒカゲが姿を見せる。初めて生きた姿を見る。クロコノマチョウやウスイロコノマチョウのように、近づくと地表近くを這うように逃げるのかと想像していたが全く違い、高く飛び上がることも多かった。雨が降り圧倒的な光量不足の中、バナナの花で吸蜜するシーンを撮影する。 雨が強くなった午後4時撤収し、宿に向かう。〔西表島〕

3月7日(晴れのち曇り) 午前に行われた“加古川の里山・ギフチョウ・ネット”の年次総会の後、近場を回る。 継続観察中のウラゴマダラシジミは2齢幼虫に成長していた。 気温は15℃近くまで上昇し、各地でモンシロチョウ、モンキチョウを見る。 陽気に誘われ、越冬中のキタキチョウ、テングチョウの活動を見る。〔東播磨〕

2月29日(晴れ) 郊外の自然公園を散策する。日差しは暖かく春を思わせる日。 道路沿いの植栽のアラカシにムラサキツバメを見る。落ち着きなく飛び回っていたが、しばらくすると葉の隙間に潜り込み静止した。約1時間後に確認したところ、同じところに留まっていた。 陽だまりに何かいないかと探すが何も現れず。 梅の花でも吸蜜している個体なし。〔横浜市〕

2月24日(晴れ) 快晴無風、春本番を思わせる穏やかな日。 ウメは今が満開。 畑の土手を飛ぶ新鮮なモンキチョウ♂を見る。ここ数日の間で羽化したような個体。 1月4日に撮影したウラゴマダラシジミの卵を確認する。5卵すべて無事孵化したようですべての卵中央部分に穴が開いていた。幼虫を探したところ、10p離れた新芽に食い込んでいる1頭を確認する。 気温の上昇と共に今日はまだまだ出逢そうだったが、横浜へ戻る都合もあり、正午前に撤収する。〔東播磨〕

2月11日(晴れ) 春のような暖かい日。 午前11時からフィールドに出る。いろいろな種が1月中頃まで生き残っていた南向きの畑の法面を丁寧に探すが、チョウ成虫は見つからず。さすがにまだ早いか。 無農薬栽培のキャベツにモンシロチョウ幼虫多い。暖かい陽光を浴びて、活発に摂食する終齢幼虫を見る。 各所でウメが咲いている。〔東播磨〕

2月10日(晴れのち曇り) 西寄りの風がやや強いが暖かい日。 十数頭のツバメを見る。北へ、東へ向かう途中だろうか?それにしてもこれほど早い時期の目撃は記憶にない。〔東播磨〕

2月8日(晴れ時々曇り) 気温が上がった正午過ぎにフィールドに出る。気温は10℃前後か。 フィールドに出たとたんに曇が広がり、これでは何も期待できない。 目的を変更し、ミドリシジミ越冬卵の撮影に向かう。 風が強く樹がしなるため撮影に手間取る。〔東播磨〕

1月26日(曇りのち晴れ) 昼前から晴れ間が広がる穏やかな日。 今月初めまで多くのチョウを確認した畑の土手を歩く。 すぐに黄色のチョウを確認。近づいたところキタキチョウであった。越冬を中断し活動していたようだ。 モンキチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミは姿を見せず。〔東播磨〕

1月11日(晴れ) 暖かい一日。フィールドに出たのは午前11時、気温は10℃近くまで上昇していたもよう。 畑の土手にモンキチョウが飛ぶのを見る。本日の確認頭数は10頭以上。メスも混じっていた。 笹原から越冬中のキタキチョウが飛び出す。 三方を遮られ、南側のみに開いた斜面は特に暖かい。案の定、多くのチョウが活動している。 ヤマトシジミ♂、ベニシジミ♂、さらに超新鮮なモンシロチョウまで飛んでいた。 最後に確認したウラナミシジミを含め、本日の目撃種は何と6種。この時期にこれほど多く見られるのは暖冬の影響か?〔東播磨〕

1月4日(晴れ時々曇り) 昨日に続き今日も暖かい一日。 所用のため午前10時からわずかな時間、フィールドに出る。 雑木林にウラゴマダラシジミ越冬卵を探したところ、二枝目で簡単に見つかる。撮影後早々に撤収する。〔東播磨〕

1月3日(晴れ) 春のような暖かい日。 今日も南東向きに開けた雑木林の縁を回る。 モンキチョウの活動を見る。2か所で計4〜5頭が畑の土手を飛ぶ。なかに1頭だけ超新鮮個体が混じる。 一昨日の元旦に見たベニシジミは今日も元気に活動していた。 速く直線的に飛ぶのはウラナミシジミ。 ツマグロヒョウモン♂の活動を見る。しかも2頭。ときに追い駆けあい、時に卍となり、ときに分かれて各々が地面で静止していた。 ヤマトシジミは姿を見せず。〔東播磨〕

1月1日(晴れ) やや風はあるものの、朝から快晴の空が広がる。気温10℃近くになる10時まで待ってフィールドに出る。 三方を囲まれ、南に開いたポイントを選んで歩く。 ベニシジミ、モンキチョウはま生き残っている。 今日もっとも活発に飛び回っていたのはウラナミシジミ。クサフジにとまって開翅した個体を確認したところ、尾状突起はないものの翅には目立った破損が見られないオスであった。〔東播磨〕


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