◆2026年フィールド日誌
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2月5日(曇り) 今回の遠征の撮影最終日だが、朝からあいにくの曇り空。3日連続でカンヒザクラに向かう。今日はセセリの姿はなく、ジャコウアゲハ、ツマムラサキマダラ、タイワンキチョウ、アオスジアゲハが集まっている。何かめぼしいチョウが来ないかと30分ほど粘るが、何もやって来ず空振りに終わる。撮影地を移動する。公園の花壇の植栽にクロアゲハ、ヤエヤマカラスアゲハを見るがどちらもオスばかり。ナミエシロチョウ♀がセンダングサの花を移動しながら蜜を吸う。当地のド普通種であるイシガケチョウ、イワサキタテハモドキ、タイワンキチョウの数は多い。タイワンシロチョウ♂が頭上を流れて行くがとまらないため撮影はできない。ツマベニチョウも同様にとまらない。移動する。駐車場脇のサンダンカの生垣に黒いアゲハチョウが舞っているのを発見!すぐに車を停め確認したところ新鮮なカラスアゲハ♂2頭、更に少し離れて同種のメスもいた。オスはさておきメスに近寄り確認すると、これが超新鮮なメス。しかも後翅表の赤紋は、二重間とまではいかないものの“一重半”程度もありよく発達している。大急ぎで20~30カット撮影したのち、「さあこれから落ち着いて撮影するぞ」と気合を入れた瞬間、オスにまとわりつかれ、連れ去られてしまった。残念のひとこと!移動する。連日訪ねている山すそへ。今日も植栽のブーゲンビリアにヤエヤマカラスアゲハが来ている。しばらく様子を見ていると、今日は10分に一度のペースで飛来することに気付く。この花にはヤエヤマカラスの他に1頭のボロジャコウアゲハも来ているのだが、あろうことかこのボロジャコウ、やって来るヤエヤマカラスを片っ端から追い払ってしまう。これでは駄目だ!と今度は小生がボロジャコウを追っ払い、万全の態勢でヤエヤマカラスを待つことに。以降、新鮮なヤエヤマカラス♀も飛来し、合わせて数百カット撮影する。ヤブカラシで蜜を吸うナミエシロチョウ、アオスジアゲハを見る。ヒマワリヒヨドリの残り花にはコウトウシロシタセセリ、オオゴマダラ。センダングサにはリュウキュウアサギマダラ、ヤマトシジミ、タイワンキチョウが集まっている。種によって好みの花が異なることがよく分かる。ウスイロコノマチョウ、ホリイコシジミ、ルリウラナミシジミ、アマミウラナミシジミ、ヒメウラナミシジミ、ヤクシマルリシジミ、リュウキュウミスジを見る。午後3時半、すべての撮影を終了し宿に戻る。明日、午前の便で帰るため、明日(2月6日)の撮影はなし。〔石垣島〕
2月4日(曇りのち晴れ) ようやくやってきた晴れの日。朝9時からフィールドに出るが、昨日と同様、この時間に活動しているチョウはいない。しばらく花や風景を撮りつつ、チョウが集まるカンヒザクラに向かう。カンヒザクラにはすでにジャコウアゲハが蜜を吸いに来ていた。残念ながらすべて破損個体。じっくり花を見ていくと大型セセリが来ているのが目に入る。じっくり見れば、アオバセセリ、オキナワビロウドセセリ、タイワンアオバセセリと3種確認できた。どの種も一つの花での吸蜜時間は短く、次々に花を移動する。撮影に際して、背景に明るい空がくる場合、逆に真っ暗は木々がくる場合があり、露出補正が大変!背景の明るさに合わせて+2.0から-1.0辺りまで頻繁に補正を行う必要があった。更に、花や枝の隙間からしか被写体を狙えないポジションもあり、撮影に四苦八苦。更に更に、セセリと同じ大きさのホウジャク(蛾)が登場したため、高速飛翔の4種が入り乱れることになり、一瞬の種の同定がより一層難しくなった。1時間の撮影ののち場所を変える。山すそのランタナやブーゲンビリアにヤエヤマカラスアゲハ♂が蜜を吸いにやって来る。ヤブカラシの花に来ていたのはアオスジアゲハ。更に移動する。公園の花壇にツマムラサキマダラ、ヒメアサギマダラ、クロアゲハ、ヤエヤマカラスアゲハを見る。ここでは多くのチョウのなかから破損のなヤエヤマカラスアゲハを選んで撮影する。イワサキタテハモドキは数が多く、いろいろな花で蜜を吸う。木陰に静止するクロアゲハ♀を発見!破損なしの“完品”個体。今回の遠征における目的のひとつであっただけに喜びもひとしお!じっくり時間をかけて撮影する。クワズイモの葉の上でイシガケチョウの求愛行動を見る。交尾には至らず。今回の遠征で初めてツマベニチョウを見る。しかし上空を移動するばかりで撮影のチャンスはなし。タイワンシロチョウ♂も樹冠を渡って行くが、こちらもとまらず撮影できず。シロウラナミシジミの飛翔を見る。オキナワキョウチクトウの残り花に来ていたのはジャコウアゲハ。午後3時半撤収。〔石垣島〕
2月3日(曇り時々晴れ) 昨日に比べやや天気は回復する。午前9時からフィールドに出るが、日の出から1時間半しか経過していないこともあり、まだ気温は低く、活動しているチョウは少ない。9時半過ぎ、満開のカンヒザクラにアオスジアゲハが蜜を吸いにやって来る。続いて来たのはジャコウアゲハ、30分後には4頭まで増える。植栽のプランターに咲く花にやって来るのはクロアゲハ♂。数が多いイワサキタテハモドキの鮮度は様々。活動する気温まで達していないのか葉の上で静止するナミエシロチョウを見る。撮影地を移動する。ヒマワリヒヨドリの残り花で蜜を吸うコウトウシロシタセセリ、オオゴマダラを見る。草地にヤマトシジミが多い。当地のこの時期のヤマト♀はすべて青メスだ。ヒメウラナミシジミ、アマミウラナミシジミ、ルリウラナミシジミの活動を見る。ヤブカラシの葉にとまるジャコウアゲハ♀を見る。一向に飛ぶ気配がないため、この日持っていたカメラ3台を使って、思う存分撮影する。今回の遠征における撮影目的種の一つ、ヤエヤマカラスアゲハ♂がついに登場、蜜を吸うのはブーゲンビリアとランタナ。しかし一つの花で蜜を吸う時間は短く。次々に花を移動する。30分に一度のペースでしか現れないため、待ち時間を利用してタイワンキチョウ、リュウキュウアサギマダラなどを撮影する。ボロのアカタテハ、ルリモンジャノメ♀の活動を見る。陽が出るとどこからともなくイシガケチョウがワラワラと現れる。午後3時半を過ぎると気温が下がり始める。活動するチョウが減ったのに併せて撤収。〔石垣島〕
2月2日(小雨時々曇り) 今日から沖縄八重山での撮影をスタート。移動が朝一番の便となり、当日未明の自宅発では間に合わない可能性があるため、前日夜から関西空港に入り、待合コーナーで一晩明かしたのち石垣島へ向かう。午前10時石垣島着するも残念ながら雨模様。予約しておいたレンタカーで早々にフィールドに向かう。小雨が降り続くなか、一瞬薄日が差すと、あちこちから湧くようにチョウが現れる。山すそのこのポイントでは、カンヒザクラ、ヒマヤリヒヨドリ、ランタナ、センダングサが咲いている。そこにジャコウアゲハ、アオスジアゲハ、イシガケチョウ、クロアゲハ、オオゴマダラ、リュウキュウアサギマダラ、イワサキタテハモドキ、ウスイロコノマチョウ、コウトウシロシタセセリ、オキナワビロウドセセリ、ヤマトシジミ、ホリイコシジミなどがそれらの花で蜜を吸う。いずれも普通種ばかりだが、久しぶりの撮影でもあり、カメラを持つ手に力が入る。しかしまたしても小雨が降りだす。これ以上天気の回復が見込めないためやむなく午後3時で撤収、ホテルに入る。〔石垣島〕
2月1日(晴れ) 朝9時半からフィールドに出る。快晴ながら雑木林の中はまだ気温が低く、2℃くらいしかない。ヒメカンアオイ自生地でギフチョウ蛹を探す。石の下では見つからなかったが、太枝(径約15cm)の倒木の下で発見!見事に付いていた。ギフチョウ蛹探しは早々に終了、以降、ウラゴマダラシジミ、ミドリシジミの越冬卵を探すが見つからない。午前11時、本日の活動は終了。〔東播磨〕
1月27日(曇り時々晴れ) このところの寒波襲来に伴う低温に加え、所用が立て込んでいたこともあり、なかなかフィールドに出られず。今日も所用のついでに撮影を試みるためカメラを携帯する。昨年9月初旬、多くのゴマダラチョウが舞っていたエノキの根元の落ち葉にゴマダラチョウの越冬幼虫を探す。開けた場所に生える独立樹なので、根元の落ち葉はすべてカラカラに乾いている。この状況ではいないか?と諦めかけたところ、乾いた小さな落ち葉の裏に幼虫を見つける。ゴマダラチョウ越冬幼虫に関しては、冬を越す場の湿度に拘っていない可能性あり。〔東播磨〕
1月18日(晴れ) 昨日、一昨日に比べると2~3℃低いが、それでも暖かい日。午前10時半からフィールドに出る。南向きの畑の土手に新鮮なベニシジミ♂を見る。少し離れた土手では、これまた新鮮な同種メスを見る。この新鮮さから想像するに、暖かかった昨日もしくは一昨日に羽化したものと思われる。少し離れた土手では、メスを探すため相当早く一直線に飛ぶモンキチョウ♂を見る。2日前にあれほど多く見かけたムラサキシジミ、今日は1頭も見かけず。午前11時半撤収、この時点での気温は11℃、〔東播磨〕
1月16日(晴れ) 春のような暖かい日。午前10時半からフィールドに出る。あちこちの雑木林の縁でムラサキシジミの活動を見る。陽気に誘われて一旦冬眠を中断し活動しているのであろう。本日出遭った総個体数は10頭を超えていると思われる。2日前までアラカシの枯れ葉で静止していた個体は姿を消していた。ムラサキシジミと同様、一旦冬眠を中断し活動しているキタキチョウ2頭、キタテハ1頭を見る。畑の土手の法面を行ったり来たりしてメスを探すモンキチョウ♂を見る。ついにベニシジミは姿を消したもよう。念入りに探すが今日は姿を見せず。正午撤収、この時点での気温は14℃。〔東播磨〕
1月14日(晴れ時々曇り) 肌寒い日。フィールドに出るタイミングで曇りとなり、その間、活動するチョウは確認できず。気温が8℃でも、日差しが続いていれば地表地付近は暖かいのだが、一旦曇ってしまえば一気に寒さを感じる。昨秋から観察を続けているムラサキシジミはまったく動かず、今日も同じ位置に静止していた。午前11時半撤収、この時点での気温は8℃。〔東播磨〕
1月10日(晴れ) 朝は冷え込んだが、南風に変わったとたん、気温は上昇、やがて春のような暖かい一日となる。午前9時半からフィールドに出る。成虫が舞っていた池の土手のヤナギにコムラサキ幼虫を探すが見つからない。昨年の探索では運よく見つかったが、今日は2箇所、計20本近くのヤナギで探すが成果なし。森の中の広場に植えてあるユキヤナギでホシミスジの越冬巣を探す。こちらは比較的簡単に見つかる。巣は見つかっても中には幼虫が入っていないこともあるようだ。畑の土手のスイバの株にベニシジミ幼虫を探す。日当たりが良く、“ここだ!”と一発目論んだ株にはちゃんと幼虫がいてくれた。体長は2~3㎜、たぶん2齢幼虫であろう。いつもの南向きの畑の土手にベニシジミ(成虫)を見る。更に気温が上がるとモンキチョウ♂が活動を始める。午前11時半撤収、この時点の気温は11℃。〔東播磨〕
1月7日(晴れ) 東日本では冬型の気圧配置が強まり、“とにかく寒い”、とニュースで伝えているが、当地は風弱く、快晴で春のような日。午前10時からフィールドに出る。この時点での気温は7℃。いつもの畑の土手にベニシジミを探す。予想通りオスが現れる。このオスよく見れば、2日前に確認した個体であった。更に探すと新鮮なオスが出現する。このオスは翅の白い縁毛も綺麗に揃い、昨日or今日羽化したような新鮮さだ。青空バックの広角での撮影を準備したのち、顔をお上げれば、そこに姿はなく、どこかへ飛び去っていた。別の土手に移動する。今日もモンキチョウ♂の探雌飛翔を見る。ただし今日活動していたのはこの1頭のみ。いよいよ成虫の活動は終わりを迎えそうだ。午前11時撤収。〔東播磨〕
1月5日(晴れ時々曇り) 午前10時半からフィールドに出る。車載温度計は7℃を示す。南向きの土手は今日も暖かいが、なかなかチョウの姿を見つけられない。やっとベニシジミ♂が飛び出す。周辺を丹念に探すが、姿を見せたのはこの1頭のみ。別の斜面に移動する。ここでは今日もモンキチョウ♂の活動を見る。日向ぼっこ、探雌飛翔、吸蜜(今日の蜜源はホトケノザ)、基本的にこの3つの行動を繰り返す。今日の活動個体数は3頭か。午前11時半撤収、この時点の気温は9℃。〔東播磨〕
1月1日(晴れ時々曇り) 今年の初撮影に出かける。行先はいつもの畑の土手、午前11時の時点で気温は7℃、しかし斜面は汗ばむほどの温かさだ。昨日確認したベニシジミ、ヤマトシジミは今日も元気に活動していた。タンポポで蜜を吸う新鮮なベニシジミ♀を見る。別の斜面では今日もモンキチョウが飛ぶ。本日確認したのはすべてオス、個体数は3頭。アラカシの枯れ葉に静止していたムラサキシジミは今日も同じところに、同じ姿勢で留まっていた。ここが越冬場所なのであろう。正午撤収、この時点での気温は昨日と同じ8℃。〔東播磨〕