◆2001年フィールド日誌


12月29、30日 滋賀北部鈴鹿のふもとの実家に帰る。鉛色の冬空と時々差し込む日差しに数十年前の記憶が蘇る。しばしタイムスリップ。 雪がところどころに見える鈴鹿山中を廻る。

12月24日(晴れ) 暖かな日 ミドリシジミの越冬卵の撮影に行く。一ヶ所10〜20卵の卵塊になっていることが多い。後日公開します。 ヒメヒカゲ生息地で越冬幼虫を探すが見つからず。ジャノメ幼虫のすばらしい保護色と枯れ草だらけの現地の状況では見つけることは不可能に近いと判断した。〔加古川市〕

12月23日(晴れ) 明け方は0℃近くまで冷え込む、あたり一面霜で真っ白 日中は暖かい。 夏みかんの植栽にクロアゲハ越冬蛹、山椒にナミアゲハ越冬蛹を見つける。〔高砂市〕

12月16日(晴れ) 昨日は寒かった!温暖な当地で雪が舞った。今日は幾分暖かい。 でも見かける蝶はいない。キンカンの植栽でアゲハの越冬蛹を探していたら「もずの速贄(はやにえ)」を見つけた。カエルとバッタの2種類。(写真撮影)〔加古川市〕

12月9日(晴れのち曇り) 北風が吹く肌寒い日 今日の確認種はムラサキシジミのみ、飛び回る個体、アラカシで日光浴をする個体、越冬態勢に入っている個体、とさまざま。 ついにヤマトシジミ、モンキチョウ、ベニシジミ見かけず。越冬成虫は別にしてこれで今シーズンの成虫は終わりの模様。3月中頃のモンシロチョウまで3ヶ月の休みとなる。〔加古川市〕

12月2日(晴れ) 今日も穏やかな晴れの1日 ムラサキシジミ♀の開翅を見る(写真撮影)。 モンキチョウ、ヤマトシジミ♂活発に飛ぶ。〔加古川市〕

12月1日(晴れ) 今日から師走、風邪気味だが天気が良いので思わずフィールドへ  先週先々週に続き同じ場所で同じ個体のムラサキシジミを見る。越冬態勢に入っているのはこれで確実。 マテバシイの樹幹をチラッと飛ぶのはムラサキツバメか? 丘の上の陽だまりにヤマトシジミ♂多い(写真撮影)。 季節はずれのたんぽぽで吸蜜するのはウラナミシジミ♀。 地表で開翅するキタテハを見る(写真撮影)。 休耕田のあぜにベニシジミ多い、但しすべてボロ(写真撮影)。 先週に続きモンキチョウを見に行く。♂はすべて破損個体となっている。センダングサの花で吸蜜する♀も見る。 その他の確認種はモンシロチョウ、ツマグロヒョウモン♂、♀、アラカシの葉の上のウラギンシジミ。〔加古川市〕

11月25日(快晴) 今日も良い天気だがすこし風が強い  自宅まわりの集合住宅敷地内のアラカシの植栽の葉の上でムラサキシジミの開翅をみる。車を運転しながら同じ場所で黒い蝶が飛ぶのをチラッと見たので、急遽カメラを携えて現場にもどり探してみると、それはムラサキツバメ♂であった(写真撮影)。道路を挟み向こう側の学校の敷地にマテバシイがあり、発生樹はそこらしい。こんなにまじかで見るのは初めてであり、しかも自宅敷地内とは!この冬の楽しみが増えた。〔加古川市〕

11月24日(快晴) 昨日に続きすばらしい天気  休耕田に多くのモンキチョウが飛ぶ。♂ばかりで止まることなく地表近くを低く飛びまわる。♀を探しているもよう。蛹の抜け殻のすぐそばで交尾するペアを確認。♀は新鮮だったので羽化直後に交尾に至ったと思われる。♂の探雌行動は成虫を探していたのではなく蛹を探しているのかも?〔写真撮影多数〕。 ツマグロヒョウモン♂のテリ張りを見る。♀が近づくと猛然とアタックする。 キリンソウで吸蜜するチャバネセセリを見る〔写真撮影〕。 これまた昨日に続きムラサキシジミの開翅を見る〔写真撮影〕。 カタバミで吸蜜していたのはウラナミシジミ♂。 その他、モンシロチョウ、キチョウ、ヒメアカタテハ、キタテハ、ヤマトシジミ、ベニシジミを見る。〔加古川市〕

11月23日(無風快晴の穏やかな一日) キクやマリーゴールドにツマグロヒョウモン集まる。まだまだ数が多い。 キクにはキタテハも来ていた。 ヒメアカタテハは紫色の花で吸蜜。 ウラナミシジミ♂の吸蜜を見る。時々陽だまりで開翅する〔写真撮影〕。 モンキチョウ♂♀、モンシロチョウが飛ぶのを見る。 ウラギンシジミ♀の開翅を見る〔写真撮影〕。〔加西市〕  いつものムラサキシジミポイントで開翅を撮影する。日陰のアラカシの葉の上でムラサキシジミを見るが先週と同じ位置で同じ個体であった。すでに越冬態勢に入っているのかも? キチョウ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ♂〔写真撮影〕を見る。〔加古川市〕

11月18日(晴れ時々曇り一時雨) 雑木林の公園を歩く。 暖かいわりに飛ぶ蝶は少ないが、ヤマトシジミだけは多い。 市街地で初めてツマグロキチョウを見る。黄色の濃い秋型、吸蜜植物を探すように低く地表近くを飛ぶ〔写真撮影〕。 キチョウを見る。 〔三木市〕

11月17日(但馬日本海沿岸は雨、播磨は晴れ時々曇り?) ヒサマツミドリ卵の撮影のため紅葉真っ盛りの深い谷に入る、天気はずーと時雨、昨年たくさん見つかったところに今年はまったくない!ウラジロガシの休眠芽が隔年しかできないためだろう。〔但馬某所〕 直線距離で70kmも離れていないのに瀬戸内側は暖かい、空模様といい気温といい別世界の感あり。モンキチョウ、モンシロチョウが飛ぶのを見る。 丘の上にヒメアカタテハ翅を開げて休む、テリを張っているようには見えない〔写真撮影〕 ヤマトシジミ♂♀とも活発に飛ぶ。日が当ると開翅する〔写真撮影〕。 その他で見かけたのは、キチョウ、ムラサキシジミ 〔加古川市〕

11月11日(快晴) 昨日まで寒さがうそのような穏やかな暖かい日 2週間ぶりの撮影日和、朝から花公園へ。 白、橙、の菊の花にツマグロヒョウモン♂♀とも多い、ざっと数えて10頭以上が群れていた。コスモスの花にも多い〔写真撮影〕。 他に菊に来ていたのはキタテハ、ヒメアカタテハ、チャバネセセリ。 テングは陽だまりで開翅。〔加西市〕  市街地の中の畑にモンシロが飛ぶ。 公園のマテバシイにムラサキツバメらしき影をみるが、敏感な種なのでまったく近づくことができずあっという間に樹幹に消えた。 陽だまりで開翅するムラサキシジミを見る〔写真撮影〕。 その他陽だまりで翅を開いていたのはウラギンシジミ♂&♀、♀は写真撮影。 キチョウ多い。 カタバミで吸蜜するヤマトシジミを見る。

11月4日(雨のち曇り:in但馬) 2ヶ月半ぶりに但馬村岡へ 生野峠を越えると気候が一変、時雨れていた。村岡兎和野高原の気温8℃。 当然蝶の姿はなし。 草刈りとペンキ塗りに疲れる。 山々の紅葉始まる。〔村岡町〕

11月3日(雨) 朝から夕方まで止むことなく雨 仕方がないので歩いて3分の河川敷で傘をさして撮影する。暗くて雨も風も強いため、被写体深度が浅く、シャッタースピードも遅いので撮影はうまくいかない。とりあえずベニシジミ、ヤマトシジミ、ヒメアカタテハ幼虫を撮影するが。〔加古川市〕

10月27日(晴れ) 睡眠不足でも好天とあらばフィールドへ出てしまうこの悲しい性、といったわけで10時から花公園へ。 ツマグロヒョウモン♂♀とも多い〔写真撮影〕、その数10頭以上確認。 その他目撃したのは、キチョウ、モンシロ、テング、アカタテハ、ヒメアカ、イチモンジセセリ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ、キタテハ。 コスモスの花粉をむさぼるクマバチを撮影する。始めは警戒してあまり近寄らしてくれなかったが30分追い掛け回すうちに次第にカメラに慣れてくれた。〔加西市〕  チャバネセセリの産卵行動を見る。稲刈りの終わった田んぼのあぜにベニシジミを見る〔写真撮影〕。〔加古川市〕 

10月20日(晴れ) 朝はこの秋一番の冷え込みとか、日中は気温がグングン上がりさわやかな秋の一日となった。 西播磨特有の地形である台地状の高原を歩く。 日当たりの良い畑のあぜに咲くヨメナの花に思わず笑顔が出るほど多くのチョウやハチ、アブが集まっていた。吸蜜していたのはキタテハ、アカタテハ、テング、メスグロヒョウモン♂♀、チャバネセセリ、ベニシジミ。特にキタテハとテングは数が多い〔キタテハ、アカタテハ写真撮影〕。 林道を飛ぶコミスジ、サカハチのぼろを見る。 アラカシの森にはお決まりのムラサキシジミの姿あり。 ぼろぼろのナミヒカゲがよたよた飛びたった瞬間クモの巣にかかり哀れ餌食となった。 大型・新鮮なルリタテハの撮影を試みるが失敗。 渓谷を滑空する白いチョウがイシガケだと気が付くのに時間がかかる。お目にかかるのは1年ぶり。 アザミの花で吸蜜するホウジャクを見る〔写真撮影〕。羽音はハチのそれにそっくり、カマキリの狩りにもやすやすと逃げる。 キチョウ、ウラギンシジミは各地で見かける。 台地のふもとのセイタカアワダチソウで吸蜜していたのはキタテハ、テング、モンシロ。何を狙っているのかよく判らなかったが小さなスズメバチが花の周りを盛んに飛んでいた。〔上郡町〕  クロツバメシジミの観察・撮影に行く。咲き始めたツメレンゲで吸蜜するのを見る。 求愛から交尾に至る一連の行動を観察する。求愛は他のシジミに同じく♂は翅を細かく震わせながら♀の後方から近づく。この♂だけなのかクロツ全般なのか判らないが♂は腹を曲げながら強引に交尾に持っていこうとする。♀はしばらく逃げるそぶりを見せるがやがて交尾に至る。 交尾の超クローズアップを狙ってカメラを10mmまで近づけると♀は敏感に反応し、カメラから遠ざかるように態勢を変えるが♂は無頓着。交尾中は♂♀とも翅を半開きにしているため日の光を浴びて微妙な色の変化を見せる。 低く食草の付近を飛び回る♂の探雌行動を見る。 ♂同士が遭遇するとスーっと素早く上方に舞い上がる。〔播磨地方某所〕 

10月14日(晴れのち曇りのち晴れ) お気に入りフィールドの花公園へ コスモスで花粉を集めるミツバチの飛翔撮影を試みるがバッテリーと時間を消耗するのみ、ムチャクチャ難しい! シラカシの葉の上で休むのはウラギンシジミ♂♀翅の先端の尖った秋型個体〔写真撮影〕。 マリーゴールドで吸蜜するボロのイチモンジセセリを撮影を試みてシャッターを押した瞬間飛びたった〔写真撮影〕。 黄色の外国産キク科の花でヒメアカタテハ2頭が盛んに吸蜜する。 紫色の花で吸蜜するキチョウを撮影する。 ソバの花で吸蜜していたのは、ウラナミシジミ、ツマグロヒョウモン、テングチョウ、クリ以外の花でのテング吸蜜シーンは初めて見たような気がする。〔加西市〕  自宅近くの公園に移動 いつもの樹液しみ出すアラカシの今日のお客様はルリタテハ〔写真撮影〕、ナミヒカゲ〔写真撮影〕、オオスズメバチ3頭。樹液がしみ出す原因はシロスジカミキリか?樹の根元に死体が転がっていた。 その他ナミアゲハ、アカタテハを見る。〔加古川市〕 

10月13日(午前中雨、午後曇り時々晴れ) 法事のため早朝から出身地の滋賀北部へ出向く。兵庫は快晴だったのに鈴鹿山麓は雨だった。 スキを見計らってここでもフィールドへ。見かけるのはキチョウ、ヤマトシジミばかり。 キリシマ生息地で卵の撮影を行う。ここのところ2年連続でアカガシの休眠芽にベタベタ卵が付いていたのに、今年はわずかしかない。30分でたったの4卵、採卵せず。しかしながら卵の数と翌年の成虫発生数は一致しないことも多いので来年のことは何んとも言えない。〔滋賀北部〕 

10月7日(曇り時々晴れ) この時期にしては気温が高く汗ばむくらいの一日 小高い丘の上でアサギマダラを見る。 アラカシの樹液しみ出しにコクワガタ♂を見る。大きさ45mmであった。 翅のとがったウラギンシジミ秋型♀を見るが撮影失敗。 昨日に続き薮蚊の集団攻撃を覚悟してキタテハの撮影に行く、落ちた熟柿で吸汁個体は人の気配に敏感で近寄れない。やむなく葉上で休む個体を撮影する。〔加古川市〕

10月6日(晴れ) さわやかな秋晴れ 播磨奥山間部の林道を歩く。 今日は海外の友人に送る蝶採集のため久しぶりにネットを持ち歩く。 アザミ類の花で吸蜜するミドリヒョウモン黒化型♀を見る(写真撮影)。吸蜜途中に持参のギフ用青ネットに反応しネット目掛けて飛んで来る。 テングチョウ、キチョウとも数が多い。 アザミ類の花で吸蜜するアカタテハを見る。 アラカシの枝先にムラサキシジミが活発に飛ぶのを見る。〔夢前町〕 雑木林周辺の畑を散策する。 先週、先々週に続き今週もメスグロヒョウモン♀多い。 ツマグロヒョウモン♂♀とも新鮮。 熟して落ちた柿の実にキタテハ集まる〔写真撮影〕。 モンキチョウ、モンシロチョウとも活発に飛び回っている。 ミカン類の樹幹をフワフワ飛ぶナミアゲハ♀を見る。 ハギの花で吸蜜していたのはウラナミシジミ、ツバメシジミ。この時期のツバメシジミはとても小さい。ホリイコより小さい個体に驚く。林の中ではまだヒメウラナミジャノメ、ヒメジャノメ、ナミヒカゲを見ることが出来る。 河川敷にキク科の花で吸蜜していたのはイチモンジセセリ、だいぶ翅が傷んできた。その他、キアゲハ、モンキチョウ、キタテハ、ヤマトシジミ、キチョウ、ウラナミシジミを見る。〔加古川市〕

9月30日(雨) 朝から雨、夕刻雨のやみ間に自宅近くの河川敷へ  ツバメシジミ、ヤマトシジミ、風雨を避けて葉の上で静止しているのを撮影するも光量不足と風による被写体のブレですべてスカ写真となる。 羽化直後らしきヒメアカタテハを見る(写真撮影)。ヨモギの葉に綴られている巣を開いてみればヒメアカタテハの幼虫がいた。〔加古川市〕

9月29日(晴れ) 郊外の自然観察の森散策 見かけるチョウは少ない。 キマダラセセリ(写真撮影)、ヒメジャノメ(写真撮影)、ミドリヒョウモン、キチョウ、ウラギンシジミ、ナミヒカゲ、チャバネセセリ(写真撮影)を見る。〔姫路市〕 先週に引き続きメスグロヒョウモンの谷へ、今週も♂♀とも多い、ヒヨドリバナで盛んに吸蜜する(写真撮影)、♂よりも♀の方がひとの気配に敏感。 この秋初めてウラナミシジミ♂の活発な飛翔を見る。 ヤマトシジミはどこでも多い。 ハギの花で吸蜜するツバメシジミ♀を見る。 ルリシジミ♀はマメ科植物の新芽に産卵行動。〔加古川市〕 花畑に舞うナミアゲハを撮影する。〔小野市〕

9月24日(快晴) 連休3日目も良い天気  チョウ観察・撮影とは別の用向きで野外へ出る。 ツマグロヒョウモン♂♀共さわやかな風の中ゆるやかに飛ぶ。 夏眠明けミドリヒョウモン黒化型♀は新鮮。 ウラギンシジミ多い。〔相生市〕  マンジシャゲの花咲く田んぼの土手をゆるやかに飛ぶジャコウアゲハ♀を見る。〔上郡町〕

9月23日(快晴) 昨日に続きさわやかな秋晴れ  クスのひこ生えにアオスジアゲハの卵と弱齢幼虫を見る。 小学校の校庭の花壇にツマグロヒョウモン♂♀が舞う。その数10頭以上(写真撮影)。 アオスジアゲハの吸蜜をじっくり時間をかけて撮影する。 その他、ベニシジミ、ヤマトシジミ、モンシロ、キアゲハ、ナミアゲハ活発に飛ぶ。〔加古川市〕

9月22日(快晴) 風は強いがさわやかな秋晴れ、空も高い  雑木林の林辺にメスグロヒョウモン♂♀とも多い、♂はヒヨドリバナで吸蜜、♀は陽だまりで日光浴(写真撮影多数) イチモンジセセリ、チャバネセセリ、テングチョウ、風を避けて集まる。 林のなかでヒメジャノメを見る。 シルビアシジミ生息地では♂が多い、風が強いので草むらに静止している(写真撮影)。〔加古川市〕  雑木林の中にぽっかり開けた畑のヒャクニチソウの花にヒメアカタテハが吸蜜するのを見る(写真撮影多数)。 モンシロ、キマダラセセリは紫系の花に集まる。 ソバ畑の花に舞うキアゲハをじっくり時間をかけて撮影するが、出来が悪い写真ばかりで反省!しかしながら長野県ならいざしらず、こんな近くにソバ畑があったとは!まだまだ調査が足らないことを実感した。 各地でマンジュシャゲ満開〔小野市〕

9月16日(曇り時々晴れ一時雨) 昨日はどしゃぶり、うっぷんを晴らすべく今日は朝から西播磨巡回。 標高500Mの高原にナミジャノメ♀多い、意外に新鮮(写真撮影)。 この時期には珍しいクヌギの樹液しみ出しにアカタテハの吸汁を見る、スズメバチを警戒しながら素早く吸汁位置を変える(写真撮影)。 ツバメシジミ♂♀とも新鮮、しかも数多い。 ベニシジミ夏型の黒い翅表を撮影する。 夏眠明けのウラギンスジヒョウモン♀を見る。 車で走行中にモンキアゲハを見る。〔上郡町〕 明るい林道にホシミスジ♀を見る、スレ個体。 コミスジは新鮮。 各地でウラギンシジミ♂多い。重機の周りの水溜りで盛ん吸水している。開翅を撮影する。 同じところで吸水しているキチョウは大型で色鮮やか。 夏眠明けのヒョウモン類を何度か見るがネットを持っていなかったので種類を確認できず。〔上月町〕 ムラサキシジミの産卵を見る。アラカシの新芽を探して根元に産み付ける。産卵の合間にわずかな日差しに反応して翅を開く(写真撮影)。 カシの樹液しみ出しにコムラサキ、サトキマダラヒカゲ集まる。ここでもスズメバチに遠慮しながら吸汁している。 カタバミの群落にヤマトシジミ♂♀とも多数群れている。求愛、それに続く交尾拒否行動を見る。 林の中を飛ぶナガサキアゲハ♂を見る。 畑の中のミカン類の植栽にナミアゲハ集まっている。 河川敷にヒメアカタテハ多い。ツマグロヒョウモン♂と卍でもつれる。 ベニシジミ、モンキチョウを見る。〔加古川市〕

9月8日(曇り時々晴れ:北海道) この時期恒例の北海道遠征、ただし仕事80% 雨上がりに市郊外の公園散策。 スジグロシロチョウがタンポポ類、アザミ類の花で吸蜜するのを見る(写真撮影)。 大きく、翅のウラが黄色い、人の気配に敏感なシロチョウはオオモンシロか?ネットを持参しなかったので確認できず。 アカツメグサで吸蜜する♀に盛んに求愛する2頭の♂のモンキチョウを見る(写真撮影)。 花壇の白い花に舞い降りたダイダイ色のチョウにギョっとするも、イカリモンガであった(写真撮影)。 その他、ミドリヒョウモン♀(黒化型)、ヒメウラナミジャノメ、1頭だけ青っぽいシジミ、を見る。 セセリはまったく見かけず、シジミは1頭のみ。 やっぱ9月に行ってはダメのようだ!〔北海道札幌市〕 

9月2日(晴れのち曇り) 朝9時近くの公園へ アラカシの樹液染み出しにスズメバチ集まる。同じ樹にいたのはゴマダラチョウ、ルリタテハ、サトキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウ。ゴマダラとヒカゲは新鮮、ルリとサトキマはボロ(写真撮影)。 暗い環境のアラカシ垣根の新芽にムラサキシジミ多数。じっくり探せば卵や幼虫が見つかるはずだが薮蚊も無数にいるので早々に引き揚げる。今シーズン初めてホシミスジを見る。ただしボロ(写真撮影)。コムラサキの飛翔を見る。〔加古川市〕  10時花公園に移動 いろいろな花にイチモンジセセリが群れている。ウラギンシジミ♂の開翅シーンの撮影に成功、欲を言えばもう5cm近寄りたかった。メキシコヒマワリの花で吸蜜していたのはツマグロヒョウモン♀、キタテハ夏型、ヒメアカタテハ。ハギの花で吸蜜していたのはツバメシジミ、キマダラセセリ。 ナガサキアゲハ♂、ナミアゲハ♂♀、アオスジアゲハの飛翔を見る。 ユズの新葉に産みつけられていたアゲハ類の卵3個を持ち帰り飼うことにする。〔加西市〕  夕刻、河川敷でヒメアカタテハ、キタテハ、キアゲハの3種を時間をかけて撮影する。〔加古川市〕

8月25日(晴れ) まだまだ暑い 市街地を優雅に飛ぶナガサキアゲハ♀を見る。後翅の白紋も鮮やかな秋型であった。〔福崎町〕 針葉樹林の中のマメ科の花で吸蜜するダイミョウセセリ、クサギで吸蜜するクロアゲハを見る。アベマキ林でサトキマダラヒカゲ、ムラサキシジミ、コミスジを見る。ヒメジャノメの撮影を試みるもあまりにも暗い環境なのでうまくいかず。〔夢前町〕 渓谷沿いの林道にミヤマカラスアゲハ飛ぶ。路上で吸水していたのはカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ。ミヤマカラスの吸水シーンをじっくり腰を落ち着けて多数撮影する。飛翔写真もものにした!吸水しながら尻から水分を吹き出すポンピング行動も盛んに行う。ヒメキマダラセセリ♂のテリ張り盛ん(写真撮影)。先週に続きスミナガシを見るが今日の個体は人の気配に敏感でまったく近寄ることができず。その他、テング、サカハチを見る。〔波賀町〕 

8月18日(但馬山中はずーと雨、午後から時々曇り) この夏休みはじめて但馬へ わずかな雨のやみ間にヒメキマダラセセリ♂テリを張る。 渓谷の岩場で吸水するミヤマカラスアゲハ♂を見る。 ヤマブドウの花でアオバセセリが吸蜜していたが雨が強くなると陰の葉の上に一時避難する(写真撮影)。 廃屋の上をコムラサキ活発に飛び回る。 針葉樹の森の中の暗い環境にイカリモンガが多い。 クサギの花はどこでも満開、カラスアゲハ♀、ミヤマカラスアゲハ♂の吸蜜を見る。 草原にツマグロキチョウ多い。♂は止まることなく探雌行動に忙しく、♀は産卵に忙しい(写真撮影)。産卵草はカワラケツメイの若芽(10cm以下の幼草)。 クロシジミ♀の生き残りを見る(写真撮影)。陽が差すとはねを開く。産卵完了らしく腹部はペシャンコ。 丘の上でツマグロヒョウモンのテリ張りを見る(写真撮影)。 ハギの花で吸蜜していたのは、トラフシジミ、ツバメシジミ、ダイミョウセセリ。ダイミョウセセリは新鮮(写真撮影)。 コナラの樹幹を滑空するスミナガシを見る。スミナガシは今シーズン初見。 ジャノメチョウ♀の新鮮な個体を見る。 その他の目撃種はキチョウ、モンキアゲハ、ヤマキマダラヒカゲ、ヒメジャノメ、コミスジ、イチモンジチョウ、チャバネセセリ。〔日高町〕 民家の庭先にナガサキアゲハ♂が優雅に飛ぶ。〔福崎町〕

8月16日(晴れ) 今日も酷暑が続く。 日中でもナミアゲハ活発に飛ぶ。 イチモンジセセリ数を増す。 夕方河川敷にヒメアカタテハ、ゴマダラチョウが飛ぶのを見る。このあたりでのゴマダラは3年ぶりの目撃。〔加古川市〕

8月14日(晴れ、午後から夕立) 今年2回目の長野県遠征。 今回もK氏に案内をいただいた。ちなみにK氏は私のカメラとパソコンの師匠であるので“氏”ではなく”師”が正しい。 山奥のそのまた奥の源流にオオゴマを見る。すでに発生のピークは過ぎていたもようで、スレ・ボロばかり。訪花吸蜜植物としてはヒヨドリバナよりアザミ類が大好きのようである。ひとつの花に2頭の吸蜜を見る。食草のカメバヒキオコシの花にもやってくるが、産卵行動は確認できず。このチョウに出合うためには林道の終点からさらに沢を登らねばならず、常に危険と隣り合わせ。まさに「深山幽谷の蝶」と呼ぶにふさわしい!(写真撮影多数) ヒヨドリバナで吸蜜していたのは他に、ミドリ、オオウラギンスジ、ギンボシの各ヒョウモン、クジャク、サカハチ、カラスシジミ、オオチャバネ、ヒメキマダラヒカゲなど。 高標高地でキベリタテハを見る。このチョウに限り、今まで幾度となく採集に失敗しているため、撮影は次の機会ということで今回はネットを持ってあとを追う。めでたく初採集。 河川の護岸コンクリート劣化個所で吸汁するエルタテハを見る(写真撮影)。 切通しの崖をフワフワ飛ぶジャノメを捕らえてみればツマジロウラ♂であった。 コナラ、アカマツの疎林でムモンアカを観察する。イタドリの花で吸蜜する個体や、樹幹で卍飛翔を繰り返す個体もいるが、多くは日陰の葉の上で休んでいる。足場が悪く、静止位置も高いため撮影に苦労する。クロクサアリも想像以上に小さい。クロクサアリが徘徊するアカマツの幹への産卵行動を目撃するが結局産卵せず飛び去る(撮影失敗)。 同じポイントでテリを張るスジグロチャバネセセリ♂を見る(写真撮影)。他のセセリに較べると飛翔スピードはそんなに速くない。 ススキ、オオブラススキの草原にホシチャバネセセリを見る。すでにボロ。とにかく小さく黒っぽいので、一度飛び立つとすぐに見失ってしまう。私につきまとっているアブに反応してスクランブルしてしまうためカメラを持って近寄れない!アブがいまいましい!なんとか撮影する。 同じ草原に咲くアザミでヤマキチョウ♂♀とも吸蜜している。畑のあぜのクロツバラの葉の裏にヤマキの蛹を見る(写真撮影)。昨年のこの時期は幼虫もいたが、今年は見つからない。羽化後の蛹の抜け殻もあったため、今年の発生は早かったのかもしれない。 オナガシジミの撮影に苦労する。試行錯誤の末、秘策を思いつきなんとかこなす。 今年の遠征で確認した他の種は、アゲハ、キアゲハ、キチョウ、スジボソヤマキ、スジグロシロ、モンキ、ゴイシシジミ、ウラゴマダラ(写真撮影)、アカシジミ、ミドリシジミ?、アイノミドリ、エゾミドリ、ベニシジミ、ルリシジミ、ヒメシジミ、アサギマダラ、コヒョウモン、ルリタテハ、コムラサキ、オオミスジ、コミスジ、イチモンジチョウ、キタテハ、シータテハ、ナミジャノメ、クロヒカゲ、コチャバネセセリ、イチモンジセセリであった。〔長野県各地〕 

8月12日(晴れ) この時期恒例の岡山北部にゴマを見に行く。渋滞を予想してすべて一般道で一路西へ。 昨年・一昨年の多数発生していたポイントは今年は少ない。採集圧のためか、すでに時期が遅いのか解らないがとにかく少なく、♀ばかり。ワレモコウの花穂に盛んに産卵していた(写真撮影)。翅表のスカイブルーもめでたく撮影成功。ゴマだけで100カット以上写した。 その他、ツマグロキチョウ、ナミジャノメの吸蜜を見る。〔岡山県北部〕  帰路、クロツバメシジミ生息地へ。崖を数頭舞っていた。幸運にもうち1頭が降りてきてくれ、これまためでたく撮影成功。その他、ヒメキマダラセセリ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、ムラサキシジミを見る。〔兵庫県某所〕 

8月11日(晴れ) 今日から夏休み 花公園へ イチモンジセセリ、チャバネセセリ吸蜜盛ん、イチモンジは白系統、チャバネは紫系統の花が好き(写真撮影)。 アゲハではキアゲハ、ナミアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハを見る。キアゲハの吸蜜を撮影する。 ツマグロヒョウモン♂♀とも吸蜜盛ん、♂は活発に飛び廻るが♀は世間で言われているようにカバマダラに似て緩やか飛ぶ。♀の吸蜜をじっくり腰を落ち着けて撮影する。その他、ウラギンシジミ♀、モンキチョウ♀を見る。〔加西市〕

8月5日(晴れ) 六甲山中の森林公園を歩く。 駐車場周りでナミアゲハ、アオスジアゲハ活発に飛ぶ。 林の中の陽だまりにテング多い(写真撮影)。草むらにツバメシジミ♂を見る。この時期の個体は小さい(写真撮影)。ヤマトシジミ♀の産卵行動を見る。 その他シジミで見かけたのはベニ。 イチモンジセセリの求愛行動を見るが♀は拒否、♂はそれでも諦めきれず近くにとまって様子をうかがい、♀が少しでも動くと猛烈にアタック、10分以上追い掛け回す、まさにストーカー状態。 林の中でダイミョウセセリ、林辺でチャバネセセリを見る。 タテハで見たのは、コミスジ、ミドリヒョウモン♀、ユキヤナギの周りを飛ぶホシミスジ?。 暗い環境にはコジャノメ、クロヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、スジグロシロを見る。 “駄蝶”ばかりであったが真夏の真っ昼間にしてはいろいろ出合えました。〔神戸市北区〕

8月4日(晴れ) 夜8時近くの雑木林にカブトムシを採りに行く。樹液のしみだしはややピークを過ぎたもよう。ベニシタバ(これは蛾です)を見る。下翅の鮮やかな桃色が見え隠れし、ドキドキ(?)、冷静に見てもとても美しい。カナブン、カブトムシ、コクワガタ、ムカデ(10cmを超える大型個体)が食事中であった。

7月29日(晴れ) 昨日の遠征の疲れで今日は近場のみ 公園でヤマトシジミの産卵を見る。卵はとても小さい。コマツナギでも盛んに吸蜜する。(写真撮影) オオスカシバ(これは蛾です)の吸蜜を見る。前進スピードは当然として、ホバリングやバックなど飛翔能力のすばらしさにいつものことながら感心する(写真撮影)。新鮮なツマグロヒョウモン♂を見る。クスの新芽にアオスジアゲハが舞う。ナミアゲハは暑さにも負けずヤブカラシやアゼリアで盛んに吸蜜する。〔加古川市〕

7月28日(現地は曇り時々雨、別のところでは晴れ時々曇りのちにわか雨) 朝3時起床、4時出発、ということでこの時期恒例の鈴鹿山脈に近所の友人Y氏と連れだってキリシマを見に行く。 滋賀県・三重県とも高標高地はガスがかかるか小雨まじりの厚い曇り空でキリシマはだだの1頭も見かけず。たたき出しでも飛び出さず。しかたなく低地に移動。やっとのことでアカガシの樹冠をすばらしいスピードで飛び廻る♂を見る。ただし数は少ない。他のゼフとはくらべものにならない飛翔能力!何度見ても見飽きない。 林の空間にテリを張っている個体と蝶道を飛ぶ個体が遭遇するとはげしく追いかける。ときには4頭が戦うのを見る。 今日はカメラは諦めひさびさにネットのみに集中する。テリ張り位置が高く、すべて空中戦での捕獲を試みるもまったくネット入らない!苦節3時間、100回以上振ってやっと1頭しとめる。大型で完品のすばらしい個体であった。その他、鈴鹿では珍しいといわれているクロシジミ♀を見る。〔滋賀県・三重県各地〕 キリシマは早めに切り上げいつものヒメヒカゲフィールドへ。 ヒメジャノメを見る(写真撮影)。 ジャノメチョウはすべて♀、スレ・ボロから完品までさまざま(写真撮影)。その他、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミの真っ黒、チャバネセセリを見る。〔加古川市〕 本日の走行距離487km 

7月22日(晴れ、暑い暑い・・) 昨日の疲れで7時起床 真っ昼間ヤブカラシにアゲハ、アオスジアゲハ多い、飛翔はあまりすばやくないので飛翔写真が撮れるかも、作戦を考える必要あり。 ヤマトシジミ、モンキチョウ気温の上昇にひるまず活発に飛ぶ。〔加古川市〕

7月21日(曇り時々晴れ、午後から夕立) 朝3時半起床、5時45分三川山入口ゲート前到着。 ネムノキにキチョウの羽化を見る(写真撮影)。他に2つ羽化直前の蛹があり1時半後の下山時にはすべて羽化していた。 いつものポイントのいつものミズナラにジョウザン♀がいたようだが、ネットインできず確認できなかった。 ジョウザンかエゾか判別不能の超ボロ♂が葉の上の水分を盛んに吸っていた(写真撮影)。 フジミドリ♀のボロ個体を見る(写真撮影)。 山頂近くでアイノミドリ、ジョウザンミドリともテリ張り盛ん、しかしすべてスレ・ボロ個体。 ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラを見る(写真撮影)。 その他三川山で確認したのは、ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、ホソバセセリ、カラスアゲハ♀、スジグロシロ、サカハチ夏型、コミスジ、ヒメキマダラヒカゲ、クロヒカゲ。8時過ぎには下山する。 友人M氏Y氏と合流、セセリ調査へ。 ヒヨドリバナで吸蜜するコキマダラセセリを見る(写真撮影)。 ウラギンヒョウモン♂はボロばかり、ウラギンヒョウモン♀とオオウラギンスジヒョウモン♀は新鮮、ヒヨドリバナやオカトラノオで吸蜜する(写真撮影)。 草原を飛ぶ黒っぽいシジミを捕らえてみればトラフであった。 クロシジミ♂♀とも新鮮な個体からボロ個体までさまざま、テリ張りも盛ん(写真撮影)。産卵直後の♀と産みつけられた真っ白な卵にクロオオアリが集まるのを見る。 ハヤシミドリは♀ばかり。 その他ミドリヒョウモン、ダイミョウセセリ、ミズイロオナガ、テング、コムラサキ♀、ルリタテハを見る。〔但馬各地〕

7月15日(晴れ時々曇り一時雨) 近場を短時間廻る。 ウラギンシジミ♂路上吸水(写真撮影)、動物の糞で吸汁するのを見る。 キチョウの黄色の鮮やかな個体多い、アザミで吸蜜(写真撮影)。 ジャノメチョウ♀多くなる。 播磨地方低地ではこれからの本格的な夏の日中に活動盛んなチョウは限られてくる。9月までしばし休息といったところか。〔西脇市〕 今日でこのコーナーの更新回数が100回となりました。

7月14日(曇り時々晴れ一時夕立) 今年初めての長野県遠征  長野県在住のK氏に案内いただき各地を廻る(謝々)。 早朝アイノ♂を見る。但し数は少ない、まだ出始め? ヒメシジミ♂♀とも新鮮からボロまで数多い、ちょっとした草原があればどこにでもいる感じ(写真撮影)。 渓谷沿いの小さな空き地にコヒョウモン、コヒョウモンモドキを見る(いずれも写真撮影)。 ミスジ、オオミスジを見る。オオミスジ♀の蛹を♂が6,7頭取り囲み団子状態になって♀の羽化を待っているのを見る、うわさには聞いていた行動を実際確認することが出来て感動した(写真撮影)。 渓谷沿いの造成地の水溜りで集団吸水を見る(多数写真撮影)。数箇所に分散していたが、総数をカウントした。内訳は、コムラサキ23頭、シータテハ3頭、ミドリヒョウモン7頭、メスグロヒョウモン1頭、コチャバネセセリ57頭、キバネセセリ5頭、ヤマキマダラヒカゲ2頭、イチモンジチョウ1頭、エルタテハ1頭、ルリタテハ1頭、ヒオドシチョウ2頭、コヒョウモン1頭、スジボソヤマキチョウ13頭、キチョウ1頭、エゾスジグロシロチョウ?2頭、このうちエルタテハは生まれて初めて見た。 ウラゴマダラシジミ♀のイボタの樹への産卵行動を観察するも結局産卵せず(写真撮影)。 クジャクチョウの新鮮な個体を見る。 オオイチモンジ出現ポイントで約1時間ねばるも現われず、残念! コンクリート劣化個所の染み出しにキバネセセリ、コムラサキ、コチャバネセセリ、いずれもどこでも集団吸水していた。 動物の糞で吸汁するコムラサキ、シータテハ、コチャバネセセリ、キバネセセリを見る。 エゾミドリ♂のテリ張り盛ん。 林道沿いの笹原にゴイシシジミを見る。 メスアカミドリ♂のテリ張りを撮影する。 夕刻ウラクロシジミ、ウラゴマダラシジミ活発に飛び廻る。 その他、ヒメキマダラセセリ、コキマダラセセリ、ヒメウラナミジャノメ、ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ツバメシジミ、ルリシジミを見る。 林道にはコムラサキ、スジボソヤマキの交通事故死個体が散らばる。〔長野県某所〕  

7月8日(晴れ、但し高標高地は曇り) 午後から県中央部の高原へ ウラギンヒョウモン♂♀とも多い。 ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンを見る。 前日に続きコキマダラセセリを見る。兵庫県内では出合うことが少ない種だがこの地は数が多い。アザミで吸蜜するのを撮影。求愛行動も2例目撃する。野生の鹿を見る(写真撮影)。〔大河内町〕  

7月7日(晴れ時々曇り) 友人O氏を誘って早朝から但馬へ  先週に続きジョウザンミドリ♂のテリ張りを見る(写真撮影)。 今日はアイノは姿を見せず。 草原にウラギンヒョウモン多いが♂はボロ・スレ個体ばかりとなる、たまに現れる新鮮なヒョウモンはすべてオオウラギンスジ♂。 カラスシジミはスレ・ボロばかり。 カシワ林にハヤシミドリを見る。♀の開翅を撮影。♂がクモの巣に止まる(?)がクモが近づくとさっさと飛び去った。ハヤシミドリの発生数は昨年と比べると少ない、半分以下か。 ウラミスジシジミを2年ぶりに見る(写真撮影*モニターに捉えることができてたいへんうれしかったです)。 クロシジミのテリ張りを見る(写真撮影)。卵を抱え腹パンパンの♀を見る(これまた写真撮影)。 ツマグロキチョウの吸蜜を撮影するが、発生数は昨年に比べムチャクチャ少ない! コキマダラセセリを4年ぶりに確認する。 その他、ミヤマカラスアゲハ第2化、ルリシジミ、ルリタテハ、モンキチョウ、イチモンジセセリ、ミズイロオナガ、キマダラルリツバメ、アカシジミを見る。〔但馬各地〕  ウスイロヒョウモンモドキ生息地において、とても悲しい現実を確認した!私のウスイロヒョウモンモドキへの思い(HELP・・・参照)とはうらはらにまったく逆のことが行われたもよう!これで兵庫県内で唯一残されたまとまった発生地が壊滅的な打撃を受けたと思われる!来シーズン以降の回復をただただ祈るばかりである!〔但馬某所〕  ヒメヒカゲ観察フィールドへ ジャノメチョウ♀現る。 ヒメウラナミジャノメの新鮮な個体多い。やはりウラナミジャノメとは発生時期の違いで棲み分けていると確信した。 加古川市内で初めてホソバセセリを見る。テリトリーを張る個体は初めてみる。他のセセリ同様なかなか素早い飛翔に驚く。 チャバネセセリ、キマダラセセリを見る。〔加古川市〕 

7月5日(晴れのち曇りのち雨) 仕事で岡山、鳥取県境へ オオウラギンスジヒョウモン多い。 ヒメシジミらしき蝶活発に飛ぶが確認できず(仕事中でしたものですから・・・) 夕刻、雷ゴロゴロの真っ只中、意を決して愛機片手に雨中に飛び出す!すぐさまウスイロヒョウモンモドキ発見!5分間に10カット撮影し瞬時に引き揚げる。〔岡山県某所〕

7月1日(曇りのち晴れ) 早朝から但馬へ 朝8時、ジョウザンミドリ、アイノミドリ入り乱れて盛んにテリを張る。ジョウザンの方が数が多い。ジョウザンに比べるとアイノの飛翔スピードが勝る。♀らしき個体がジョウザンのテリトリーに入ると5頭の♂が一斉に♀のあとを追う。卍飛翔も盛ん。アイノ♀も現われる。くもり空のためか10時を過ぎても活動盛ん(両種とも写真撮影)。 草原にウラギンヒョウモン♂多い。オオウラギンスジヒョウモン♂、ミドリヒョウモン黒化型♀を見る。 ミヤマカラスアゲハ夏型♂の吸水を見る(写真撮影)。 高標高地のキマルリ新鮮、♀の開翅を撮影する。 ハヤシミドリ出始め、♂のみ、まだ数は少ない(写真撮影)。 カシワ林にミズイロオナガ多い。 オオチャバネセセリ、イチモンジセセリを見る。〔但馬各地〕

6月30日(曇り、高標高地は雨、夕方から薄日) 午前中に県中央部の高原を歩く。この地はかつてオオウラギンヒョウモン、ヒョウモンモドキ、ウスイロヒョウモンモドキを産していたが、いまは絶滅したところ。雨の中じっと耐えるウラギンヒョウモン♀を見る(写真撮影)。〔大河内町〕  夕方から自宅近くを廻る。 シルビアシジミ第2化(?)多い(写真撮影)。ベニシジミ段々黒くなる(写真撮影)。 ヒメヒカゲフィールドへ、ヒメヒカゲ完全に姿を消す。代わってジャノメチョウ♂多い(写真撮影)。♀はまだ現われず。 ミドリシジミ♀の開翅を撮影する。 キマダラセセリ多い。 ウラギンスジヒョウモン♂のを探雌行動を見る。すでに破損している個体ばかり。 湿性環境にヒメウラナミジャノメの新鮮な個体を見る、この場所は先週までウラナミジャノメが見られたところ、今週は姿を消している。約100M離れた別の同じ環境にはまだウラナミジャノメが残っている。ここではヒメウラナミジャノメはまだ見かけない。やはり生息地ではなく、発生時期で棲み分けをしていると思われる。引き続き調査予定。 ヒカゲチョウ多い(写真撮影)。〔加古川市〕

6月24日(雨のち曇り時々晴れ) 天気が回復した昼前から但馬へ走る。 林辺の葉の上で休むコムラサキ♀を見る(写真撮影)。 スキー場のアザミやアカツメグサにウラギンヒョウモン♂が多数群れている。一株に10頭以上も、♀も2頭混じる。♂に比べると大きく浅黒く威風堂々としている(写真撮影)。 草原にモンキチョウ♂♀とも多数。 ハルニレの樹の近くのクリの花にカラスシジミ多い。その他にオオミドリ♂、ウスイロオナガシジミも吸蜜に来ていた。 先週に続きウツギの花で吸蜜するトラガ♀を見る。蛾であろうと蝶であろうと綺麗なものは綺麗です(写真撮影)。 ウラクロ♀を見る。 ボロボロのウスバシロチョウ♀を見る(写真撮影)。 標高800Mの小ピークの頂上付近でエゾミドリ♂盛んにテリを張る(写真撮影)。 笹の葉にとまるヒオドシを見る(写真撮影)。 林の中にヤマキマダラヒカゲを見る(写真撮影)。 ここのクリの花にはアカシジミ多数、テング、ミドリヒョウモンが吸蜜に来ていた。 高原のクヌギ林にミズイロオナガ多い(写真撮影)。 クヌギの樹液しみだしにルリタテハ、ヒオドシ、オオスズメバチを見る。 カシワ林にハヤシミドリ、キマルリともまだ姿を見せず。 その他、ダイミョウセセリ、キマダラセセリ、ヒメキマダラセセリを見る。〔村岡町〕  帰りにヒメヒカゲフィールドへ ヒメヒカゲ、ウラナミジャノメともわずかとなる。代わってジャノメチョウ♂現る(写真撮影)。ヒメウラナミジャノメはまだ見かけない。湿地のハンノキ林にミドリシジミ多数。♂がテリを張るなか♀が進入すると♂はすばやく追いかける。卍飛翔の撮影を試みるもまったくダメ!作戦を練る必要を感じた。同じフィールドでウラギンスジヒョウモン♀、ツマグロヒョウモン♀を見る。〔加古川市〕

6月17日(晴れのち曇りのち晴れ) 午後から西播磨へ ヒロオビ♂のテリ張り盛ん、しかしヒロオビ・ウラジロとも♂はすでにスレ個体。 ナラガシワの葉の上でミズイロオナガを見る(写真撮影)。 ナラガシワの枝をたたいたところヒロオビの交尾個体が落ちてきた。♀は新鮮、♂はスレ・ボロ。ヒメヒカゲのように交尾中の飛翔は無理な感じ(写真撮影)。〔上月町〕  いつものヒメヒカゲフィールドへ、ヒメヒカゲの発生のピークは過ぎたもよう。明るい草原の♂はほぼ姿を消すが暗いところにはまだまだいる。 ウラナミジャノメも破損個体ばかり。今日も広範囲にヒメウラナミジャノメを探すが見つからず。やはりウラナミジャノメとは時期的な棲み分けをしていると思われる。暗い環境にヒカゲチョウ多い。 ミドリシジミ♂のテリ張りを見る。テリ張り位置が目の高さなので、接写ですばらしい翅表が撮影できた!〔加古川市〕 小野のキマルリはわずかながら発生しているもよう(伝聞)。日曜日にもかかわらず演習中、銃弾の音が真近にひびくので早々に引き揚げる。アブナイアブナイ〔小野市〕 

6月16日(晴れ) 早朝5時から但馬へ  ハルニレの樹冠にカラスシジミ活発に飛ぶ。飛び廻る個体も多いが下草にとまる個体も多い(写真撮影)。陽の光を浴びるため体を倒す。 ウラギンヒョウモン♂多い。 トラガ♂♀とも見る。特に♀は美麗ですばらしい! ミドリヒョウモン♂草原に舞う。 クヌギの樹液染み出しにルリタテハとオオスズメバチを見る。オオスズメバチはルリタテハの開翅のたびに「ビクッ」と反応していたが、そのうちに“あたま”にきたようで大顎で攻撃する。ルリタテハこれにはたまらず一目散に飛び去った。 山道にヒオドシ多数。クリの花に夢中で吸蜜するヒオドシを見る(写真撮影)。 崖の切通しにアサギマダラ優雅に滑空していた。 渓谷にメスアカミドリのテリ張りを見る。 ウラクロ♂多い。 ブナの樹冠を飛ぶフジ♂を見るが発生数は昨年の1/3以下か?路上でフジ♀を撮影する。 アイノ♂も現われたもよう(伝聞)。 三川山ポイントにヒサマツ現われず。ヒサマツかと思ってネットインするもエゾであった。今年の三川山ゼフはおお外れの予感!。 ミスジ♀を見る。 但馬低地のキマルリ出始め。ついに開翅個体を撮影する。表の青がすばらしい!(後日公開します) ミドリシジミ♂の卍飛翔を見る。〔但馬各地〕 本日の行動時間は14時間、疲れました。 

6月12日(晴れ) 有給休暇をとって但馬へ行く。  キアゲハ♀♂♂3頭の追尾行動を見る。ウラギンヒョウモン♂多い(写真撮影)、ウツギ、アザミで吸蜜。ミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハ、モンキアゲハ活発に飛ぶ。ミスジチョウ♀大型個体、イチモンジチョウ、ヒメキマダラヒカゲ(写真撮影)、アカタテハ、ツマグロヒョウモン♂、ヒオドシ(写真撮影)を見る。スジボソヤマキ♀飛ぶ。モンキチョウ♂♀とも多い。ウラクロシジミ♂すでにスレ、フジミドリ♂ほんの少し完品個体がいるも大半はスレ・ボロばかり、♀は新鮮。ヒサマツ出始め、♀もすでにも山頂近くに現れているもよう。アカシジミ多数の乱舞を見る。いずれも昨年より5日程度早い出現。〔但馬某所〕

6月10日(薄曇り) 午後からヒメヒカゲ観察フィールドへ  ヒメヒカゲ最盛期、ボロから完品までさまざまな段階な個体がいる。交尾2ペアを見る。どちらも近寄ると繋がったまま飛んで逃げる。♀が上。1ペアの♀はスレ個体。♀スレ交尾個体は初めて見る。  明るい草原の周囲に広がる暗い陰性なブッシュや木陰を調査・観察する。意外とヒメヒカゲ多い。ウラナミジャノメも多い。この生息地ではウラナミジャノメはヒメウラナミジャノメと発生時期を違えることで棲み分けている可能性大。ウラナミジャノメが飛び廻る中、1頭ヒメウラナミが混じっていた。  ミドリシジミ、トラフシジミ(夏型)初見(いずれも写真撮影)。畑や草原にウラギンスジヒョウモン(?)多い。〔加古川市〕  ヒオドシ、ウラギンスジヒョウモンを見る。ヒメヒカゲを見るが数が少ない。昨年この時期にいたハッチョウトンボは姿を見せず。キマルリnull、まだ早い?〔小野市〕

6月9日(晴れ) この時期恒例のベニモンカラスねらいで岡山県に遠征する。 朝8:30生息地ポイント枝たたき出しで飛び出す。目の前50cmの葉にとまるが、あせってしまって3カットしか撮れずもたもたしているうちに飛び去った。♀スレ個体(とりあえず写真撮影)。キビノクロウメモドキの葉の裏に羽化しなかった蛹を見つけるが蟻が食い荒らしていた(写真撮影)。ゴマダラチョウ、ウラゴマダラシジミ(?)、ヒオドシ、モンキアゲハ、ルリシジミ♀(写真撮影)、テング(写真撮影)を見る。〔岡山県某所〕  岡山は午前中で切り上げ、兵庫県に戻る。ナラガシワ系ゼフ3種いずれもすでに現れている。いずれも新鮮。ヒロオビミドリ♀、ウスイロオナガは写真撮影。ヒロオビ♂まだテリを張る個体は少ない。新鮮なので飛ぶ姿はとても白く見える。ウラジロミドリはまだ♂ばかり。他のゼフでは、アカ、ウラナミアカ(写真撮影)、ミズイロオナガ(写真撮影)を見る。ミズイロはとても新鮮な個体。メスグロヒョウモン♂♀、ミドリヒョウモン♂、を見るがこれまた新鮮な個体。ナラガシワの樹液しみ出しにゴマダラ、ヒオドシ、キタテハ、サトキマダラヒカゲ集まる(写真撮影)。じめじめ暗いところにヒカゲチョウ、クロヒカゲ多い。オオチャバネセセリ(写真撮影)、キマダラセセリ(写真撮影)を見る。各地でテング多い。〔佐用町・上月町〕    「本日のワンショット」にどれをUPするか迷ってしまいます。(笑)   

6月8日(晴れ) 都会の真中でヒオドシを見る。〔神戸市〕

6月7日(曇り時々晴れ) 通勤途中(朝7時)にチャバネセセリの吸蜜、ベニシジミの第2化個体を見る。〔加古川市〕

6月3日(晴れ) 朝8時からヒメヒカゲフィールドへ  昨日に続き夜露が降りていた様子だが8時ではヒメヒカゲの活動盛ん。同じフィールドでウラギンスジヒョウモン、ムラサキシジミ、ヒオドシを見る、いずれも初見。〔加古川市〕  クモガタヒョウモン♂ウツギで吸蜜。イチモンジチョウ多い。ギンイチモンジセセリ盛期、撮影を試みるがシルビアと同様止まってくれないが数は多い。なんとか数カット撮影する。ウスバシロの交尾を見る(写真撮影)。ヒメキマダラヒカゲ初見。ヤマキマダラヒカゲを見る。モンキチョウ♂♀ともタニウツギで吸蜜するのを見る。〔大屋町・関宮町〕  ダイミョウセセリ初見。未舗装道路の水溜りで吸水するミヤマカラスアゲハを見る(写真撮影)。ウツギで吸蜜するアオバセセリ、ヒオドシを見る。アカタテハのカラムシへの産卵を見る。各地でテングチョウ多い。〔村岡町・日高町〕 ヒメジャノメ初見。〔高砂市〕  

6月2日(晴れ) 出勤前早朝5時ヒメヒカゲフィールドへ  昨夜が無風だったためフィールドすべてが朝露に濡れている。ヒメヒカゲも朝露に濡れ、飛ぶことが出来ない。地表近くの葉や茎にとまり微動だにしない。交尾個体を見るが露に濡れているので、昨日の夕刻からずっとそのままの姿勢を保っていると思われる。♂2・♀3・交尾1を見つけるのが精一杯、動かないのでなかなか探せない!仕事帰りに再びヒメヒカゲフィールドへ ヒメヒカゲ多数、まだ7割以上♂。ウラナミジャノメ初見、出始め。生息ポイントを離れない。周囲にヒメウラナミジャノメを探すが見つからず、発生時期で棲み分けをしている可能性あり。アカシジミ破損個体多い。ヒカゲチョウ初見。ツバメシジミ第2化個体♀を見る。ナミアゲハの第2化個体多い。〔加古川市〕

5月27日(雨のち曇り) 蒸し暑い日  ヒメヒカゲ数を増している。♂が圧倒的に数が多いが♀も2頭確認、うちひとつは交尾個体。交尾時間は不明、発見1時間後には離れていた。♀が上で地表近くの枯草にぶら下がったかたちでの交尾。交尾中の飛翔は無理な感じであった。ノイバラ(?)へ、♂の訪花・吸蜜を初めて確認。 ヒメヒカゲフィールドの潅木の中で新鮮なアカシジミを見る(写真撮影)。ナミアゲハの第2化個体、各所で多い。コチャバネセセリのテリ張りを見る。クリの開花始まる。〔加古川市〕 小野市生息地のヒメヒカゲはまだ現れず。クヌギの樹液染み出しにサトキマダラヒカゲ多い。〔小野市〕

5月20日(晴れ) 暑い日 タニウツギ満開、カラスアゲハ、オナガアゲハ、クロアゲハ、吸蜜するのを見る。私自身初めてミヤマチャバネセセリを見る。これで兵庫県内確認は108種となる。小さな谷でテリを張っていた。テリトリーの大きさは予想以上に大きく、飛翔スピードはすばらしく速い。また小回りもすばらしく、ときに卍になり他の♂を上方に追い出す。テリ張りに関してはゼフの比ではなく、目で追うのが精一杯、感動した(写真撮影)。ヒメキマダラセセリ♂初見、テリ張りを見る(写真撮影)。コミスジ多い〔加美町〕 ヒメヒカゲ初見、昨年に比べると約1週間早い。本日の目撃数6頭、すべて♂。ひとの気配を感じると潅木の中を跳ねるように逃げる。撮影のために10cm以内に近づくのは結構難しい(写真撮影)。子供にせがまれて植栽の夏みかんにアゲハ類の幼虫を捕獲する。ナミかクロかナガサキか判断できず、多分クロだと思われるが・・〔加古川市・高砂市〕

5月19日(晴れ) 先週につづき早朝から但馬へ ウスバシロ最盛期、田植えの始まった棚田のあぜにゆるやかに舞う(写真撮影)。高標高地ではまだコツバメ、ツマキ、ミヤマセセリ(写真撮影)の活動盛ん。標高700Mのカシワの芽吹き始まる。標高1000M以上の尾根筋でテリを張るキアゲハを見る(写真撮影)。オキナグサの群落を見つける。〔関宮町〕 今シーズンついにゼフ登場!アカシジミ初見、夕暮れのコナラ林の樹冠に舞う、けっこう数が多いので数日前から現れていたもよう。〔三木市〕

5月13日(晴れ) 昨日に続き快晴の行楽日和 ツマグロヒョウモン♂多い。コバノトネリコの花を見る。〔滝野町〕 木陰でやすむナガサキアゲハ♀を見る(写真撮影)。先週に続きシルビアシジミを撮影する。ミヤコグサの株の総面積約10uに約20頭が群れていた。各所にミヤコグサの群落は多いがシルビアのいるポイントはほんのわずか。昨年多数の個体が群れていたポイントは今年はただの1頭も見かけない。サトキマダラヒカゲ多い(写真撮影)。ヒラドツツジの花で吸蜜するコチャバネセセリを見る。ツマグロヒョウモン♀ゆるやかに飛ぶ。ナミアゲハ、アオスジアゲハ多い。〔加古川市〕

5月12日(晴れ) 初夏の到来を感じる一日 渓谷沿いの道にカラスアゲハ、クロアゲハ、オナガアゲハを見る。お目当てのミヤマカラスアゲハは多いが採集者の数も同じくらい多い。ミヤマカラス飛翔写真の最高のシャッターチャンスを逃す。ウーン残念! ウスバシロ(ウスバアゲハ)出始め。ツマキ♂♀、越冬明けテング多い。クロヒカゲ初見、ズボンの汗を盛んに吸う(写真撮影)。ウツギ、タニウツギ開花始まる。マルバアオダモの花で吸蜜するクロアゲハ、スジグロシロ、ウスバシロを見る。 さらに観察フィールドの標高を上げる。やはりウスバシロ多いが日がかげるといっせいに飛ばなくなる(写真撮影)。ベニシジミの美麗個体を見る(写真撮影)。サカハチ初見(写真撮影)、イラクサ科の食草で産卵するような仕草を見せる。その他、コツバメ、アカタテハを見る。〔波賀町〕 ウスイロヒョウモンモドキ生息地のオミナエシで幼虫を探すが見つからず。道路拡幅、ルート変更工事のためクロシジミ生息地の一部が削られる!悲しい・・。〔但馬某所〕 自宅7Fのベランダの鉢植えのカタバミにナミアゲハ♀訪問あり。

5月6日(晴れ) 天気予報は外れの良い天気 ミヤコグサの咲く土手にシルビアシジミ多数。ヤマトシジミに比べて格段に速く、なかなか止まらない。ミヤコグサでの吸蜜時間は1〜2秒、それに比べレンゲで長時間吸蜜する個体を見る。路上に時々とまり開翅する。不注意から日中撮影したデータのパソコンへの取り込みに失敗!あまりにもくやしいので、夕刻同じポイントで休止中の個体を撮影する。〔加古川市〕

5月5日(薄曇り) 終日薄曇り 公園のキク科の花で吸蜜するアオスジアゲハを見る。(写真撮影) シャクヤクのつぼみは腐敗臭がするらしくハエが多い、ハエに混じりコミスジ♀の新鮮な大型個体も盛んに吸汁する。(写真撮影) 薄暗いブッシュにヒメウラナミジャノメ多い。(写真撮影) トラフシジミ春型個体は破損。〔加西市〕 アゲハ観察の丘でナミアゲハ、クロアゲハを見る。ミヤマセセリ破損、サトキマダラヒカゲ初見。 湿地のハンノキ林でミドリシジミ幼虫の巣とその中の3齢〜終齢幼虫を見る。(写真撮影) ヒメヒカゲ観察フィールドでナミアゲハ、ツマグロヒョウモン♀を見る。ヒメウラナミジャノメも本来の暗い環境の生息地から飛び出し草原を活発に飛ぶが止まらない。周囲の状況が不安なのかもしれない?1ヵ月後のウラナミジャノメとの棲み分けを注意深く観察したい。ついにヒメヒカゲ幼虫を発見!食草はスゲ類(詳細名は判らず)、体色はみどり、体長は29mm、終齢と思われる。葉の裏にとまり葉の先端から食べていた。カメラを近づけると約10mm後ずさりし、静止した。(写真撮影) 本当にヒメヒカゲかどうか確認のため捕獲し飼育することにした。〔加古川市〕

5月4日(晴れ) 早朝から但馬・村岡町兎和野高原へ、 標高700M地点のミズナラの芽吹き始まる。林の中でミヤマセセリ、越冬明けのヒオドシ、テングを見る。標高870Mの小ピークでテリを張るギフを見る、これで4週連続ギフ観察。高原の畑にモンシロ、スジグロシロ、ツマキ、モンキ、ツバメシジミ、ベニシジミの活動盛ん。ウスバアゲハはまだ早い。〔村岡町〕 帰りの播但国道が大渋滞、裏道・抜け道ばかり走るがそれでも3時間かかった。

5月3日(曇り時々雨) この時期としては肌寒い ナミアゲハを見かける程度。コナラの若葉に多数の種類の幼虫を見る、その数15種以上。オトシブミの葉巻き作りを観察する。(そのうちに公開するかもしれません)〔三木市〕 ヒメウラナミジャノメを撮影する。〔加古川市〕

5月1日(晴れのち曇り) 今シーズンはじめて西播磨へ。ミヤマセセリ活発に飛ぶ。越冬明けのテング多い。ヒメウラナミジャノメ多い。ジャコウアゲハ♂優雅に飛ぶのを見るがすでに破損個体であった。コチャバネセセリ初見、活発に吸水する。〔上郡町・上月町〕

4月30日(曇り時々小雨) どんより曇った冴えない天気 小雨の中ナミアゲハが活発に飛び回る。〔姫路市〕 公園の植栽の花で吸蜜するアオスジアゲハを見る。カタバミにとまるヤマトシジミ♀を撮影する。〔加古川市〕

4月28日(晴れ) 薄い雲が時々かかる暖かい日 早朝から但馬神鍋に出かける。 林道にギフ♂多い、しかしスレ・ボロばかり。 テリ張りを見る。テリトリーの張り方は西脇のそれに同じ。地表すれすれ、高くても50cm程度を飛び回る。ここでの吸蜜植物はツツジではなくスミレ。3週連続で飛翔写真を撮る。別のポイントで4個舞いやガードレールにとまるギフを見る。一般的に紫色に反応して近寄って来ると言われているが、今日の観察ではまったくその兆候無し。 スギタニルリシジミ多数、吸水を撮影する。聞き取りでは1週間以上前から出ていたもよう。トチの芽吹き盛ん。 ツマキチョウ、ミヤマセセリ、コツバメ、ルリシジミ、越冬明けのヒオドシ、テングを見る。 産卵のため低く飛ぶアカタテハ♀を見る。 スジグロシロチョウ初見。〔日高町〕

4月22日(快晴) 天気は良いが風が強い。先週に引き続きギフを見に行く。見かける個体はすべて破損している。メスが多い。先週のようなテリ張りする個体はいない。コバノミツバツツジで吸蜜するのを見る。産卵のため食草を求めて低く飛ぶメスを見る。ヒメカンアオイの裏に卵が多い。クロアゲハ、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメアカタテハ初見。ミヤマセセリ多い。ルリシジミ、トラフシジミを見る〔西脇市〕 先週ナミアゲハ観察の丘に今日も行く。ナミアゲハ、キアゲハ入り乱れテリ張り盛ん。トラフシジミ、ミヤマセセリ、ヒメウラナミジャノメ、コミスジを見る。カラスアゲハ、モンキチョウ初見。田のあぜにベニシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、モンシロ多い。〔加古川市〕

4月15日(快晴) 穏やかな春の日、 9時40分から11時10分までギフ♂のテリ張りをじっくり観察する。地表でスクランブル体制をとる時間とオニヤンマのように決まったコースを行きつ戻りつパトロールする時間の比率はほぼ同じ。10分に1度のペースでパトロールコースから外れツツジで吸蜜する。テリトリーに進入した他の♂を激しく追い立てる。時には3コ舞いとなる。ナミアゲハと戦うも、両者はほぼ互角かいくぶんギフ優勢。ミヤマセセリとももつれあう。ここのギフは気が荒い?1時間半で約150カット撮影するが、敏感で1M以内に近づくことができずろくなものなし、残念!別のポイントで産卵シーンを撮影する。(後日公開予定) ミヤマセセリ、コツバメ、ルリタテハ多い。〔西脇市〕 ツツジが咲き乱れる丘の上にナミアゲハ多い。ツバメシジミ♂♀、ツマキチョウ♂、アブラナ科の黄色い花で吸蜜するトラフシジミを見る。キアゲハ、ツマグロヒョウモン♀ 初見。〔加古川市〕

4月8日(快晴) 初夏を思わせる暑いくらいの一日、サクラ満開。 スプリングエフェメラル続々登場。コツバメ、ミヤマセセリ、ルリシジミ、初見。越冬明けでは、テングチョウ、キタテハ、ウラギンシジミ、ルリタテハ、キチョウ、ムラサキシジミ、ヒオドシチョウを見る。ヒオドシチョウは♀の大型個体、羽ばたき音を聞く。ベニシジミ活発に飛ぶ。〔西脇市〕 ツマキチョウ、ツバメシジミ、トラフシジミ、初見。レンゲの花で吸蜜するミヤマセセリ、キチョウを見る。ヒメオドリコソウ満開〔加古川市〕 ヤマトシジミ、初見。越冬明けのアカタテハを見る。〔姫路市〕 各地でモンシロチョウ多い。いずれの場所でもギフは見かけず、まだ早い?〔各地〕

4月1日(晴れ時々曇り) 日は差すものの肌寒い、サクラは咲き始め。 モンシロ各地で見かける。〔加西市・加古川市〕 スミレ・カラスノエンドウの花を見る。ベランダの鉢植えのヒメカンアオイ、新葉が出始める。ベニシジミ初見、数日前から出ていたもよう、破損個体も混じる。〔加古川市〕

3月26日(晴れ) 飼育中のギフの羽化始まる。早朝5時前に1頭、6時に1頭羽化。明日以降続くと思われる。

3月24日(晴れ) 暖かい日。 畑にモンシロチョウ多い、飛翔は速くなかなか止まらない。ベランダの鉢植えのハンノキの芽吹きが始まる。

3月20日(晴れ) 今日も暖かい。今シーズン初めて但馬へ、村岡町兎和野高原(標高400M)では雪解けが始まる。畑のあぜにフキノトウを見る。アカタテハ活発に飛ぶのを見る。〔村岡町〕

3月18日(晴れ) 春本番を思わせる暖かい日。 越冬明けのテングチョウを見る。満開のウメの花にセイヨウミツバチ、ニホンミツバチとも多い。吸蜜していたアカタテハ2頭を見る。〔加西市〕 ついにモンシロチョウ飛び始める、各地で3頭目撃。 河川敷にツクシを見る。ナナホシテントウの活動盛ん。〔加古川市〕

3月10日、11日(晴れ時々曇り一時雪) 真冬に戻った感あり。 公園を散策するがムシの姿は少ない。植栽のマンサク、アセビ満開、モクレンのつぼみふくらむ〔三木市・滝野町〕 ベランダの鉢植えのハンノキの花が咲く〔加古川市〕

3月4日(曇りのち晴れ) 天気は回復したが風が強く肌寒い。先週に引続きゴマダラチョウの幼虫、見つからず。ホトケノザ、ウシハコベ、セイヨウタンポポ、咲き始める。ナナホシテントウの活動を見る。〔加古川市〕

2月24日(雨のち曇り) エノキの根元でゴマダラチョウの幼虫を探すが見つからず。〔姫路市〕 公園の植栽のユキヤナギにホシミスジの越冬幼虫を探すが見つからず。昨シーズンの蛹の殻のみ。 ミヤコグサにシルビアシジミの越冬幼虫を探すが見つからず。簡単に見つかると思ったのに大違い、根本的な見当違いがあるかもしれないと感じた。〔加古川市〕

2月23日(晴れのち曇りのち雨) 春のような暖かい日であった。ルリタテハが活発に飛ぶのを見る。うぐいすの鳴声を聞く。フユシャク?多い。〔東条町〕

2月18日(晴れ) きのうとは打って変わって暖かい。 スイバの根元にベニシジミの終齢幼虫を見る、真新しい糞も多くあり蛹化は近い。〔加古川市〕

2月17日(晴れ) 快晴だが肌寒い。 ヒメヒカゲの越冬幼虫を丹念に探すが見つからず、よほど周囲にうまくとけこんでいると思われる。 畑に捨ててあったミカン類の太い切り枝にナガサキアゲハ(クロアゲハ?)の越冬蛹を見つける。太い幹の蛹は茶色系、葉の近くの細い幹の蛹は緑色系であった。〔加古川市〕

2月11日(晴れ) ギフ生息予想地の現地確認を行う。〔加古川市〕

2月4日(曇り時々晴れ) スイバの根元の葉にベニシジミの越冬幼虫を見る。大きいのから小さいのまで確認する。また葉の食痕が新しいので冬でも成長しているかもしれない。 キンカンの幹にクロアゲハの越冬蛹を見る。 オオイヌノフグリの花を見る。〔加古川市〕

1月21日(晴れ) 昨日までとは打って変わって暖かい一日 マテバシイ、アラカシにムラサキツバメ、ムラサキシジミの越冬個体を探すが見つからず。ヒメヒカゲの生息していそうな新たなポイントの地形・環境・食草の現地確認を行う。〔加古川市〕

1月7日(曇りのち雪時々雨) キンカンの植栽にナミアゲハかクロアゲハの越冬蛹を見る。〔加古川市〕 伊丹市昆虫館のチョウ温室で写真撮影する。温室内で飛んでいたのは、オオゴマダラ、スジグロカバマダラ、リュウキュウアサギマダラ、ツマムラサキマダラ、ジャコウアゲハ、ナガサキアゲハ、オナガアゲハ、シロオビアゲハ、リュウキュウムラサキ、コノハチョウ、カバタテハ、タイワンキマダラ、タイワンシロチョウ、クロテンシロチョウ、キチョウ、うちオオゴマダラ、シロオビアゲハの求愛行動を見る。〔伊丹市〕

1月2日(曇り時々晴れ時々しぐれ) ツメレンゲの種を採取する。〔赤穂郡某所〕

1月1日(晴れ) 夏ミカンの植栽にナミアゲハの越冬蛹を見る。同じ樹にナガサキアゲハ蛹の抜け殻を見る。 イヌビワの樹を見つける。〔高砂市〕


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