◆調査結果4:産卵樹の周長と卵数

 産卵を確認した樹の太さ(周長)と卵数の関係は次の通りになる。樹の太さは地上1.5Mの周長(cm)を計測した。

産卵樹の太さ
(地上1.5mの幹の周長)
単位:cm
卵数
10未満 66
10〜15未満 52
15〜20未満 204
20〜25未満 167
25〜30未満 146
30〜35未満 150
35〜40未満 68
40〜45未満 327
45〜50未満 27
50〜55未満
55〜60未満
60〜65未満 29
65〜70未満
70以上

 上記結果より周長45cm未満への樹の産卵が多いことがわかる。周長45cmと言えば直径は15cm以下であるので一般的にみて若い樹といえるであろう。若い樹の表面には産卵に適したひだが多いが、老木では樹の表面がもろく簡単にはがれるため産卵に適さないと思われる。


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