◆調査結果3:目撃場所の明るさ

 目撃場所を相対的な明るさごとに区別して集計してみると下記のような結果となる。これから判るように、やはりヒメウラナミジャノメは陰性な環境を好むようである。他方ウラナミジャノメは明るい場所(陽性環境)を好むようであるが、陰性環境にまったくいないわけではなく、陽性環境が絶対的条件になっているとは言い難い。生息環境と食草の関係については判らない。
 問題点として、調査を始めるにあたり生息地の照度を「明」「暗」その中間で「中」と自分自身の感性で区別はしてみたが、季節が進むにつれ、植物相が濃くなり草木がおい茂ってくると全般的に暗くなってしまい4月21日の時点での判断基準の継続使用が難しくなってしまった。当初「中」としていたところは6月になると「暗」に、「暗」にしていたところはさらに暗くなってしまった。

ヒメウラナミジャノメ
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ウラナミジャノメ


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