◆今月のフォトアルバム


ヒサマツミドリシジミ  Chrysozephyrus hisamatsusanus    

夕日を浴びながら、ウリハダカエデの葉先で開翅するオス。
ゼフィルスのなかでひときわ光り輝く本種の撮影において、露出をマイナスに補正する必要がある。
カメラ任せにすると翅表が“白飛び”してしまうため、マイナス2.0以上の補正が必須だ。

2024年6月  兵庫県但馬 


 
ウラクロシジミ  Iratsume orsedice    

ウラジロノキの葉から飛び立ったオス。
上記写真の通り、本種のオスの翅表は銀白色一色であり、飛んでいても本種とすぐ分かる。
40年以上前、福井県敦賀市内で、多数の本種が銀色の水の流れのように飛んでいたことを思い出す。
強烈な印象が残る出来事である。

2024年6月  滋賀県鈴鹿


 
エゾミドリシジミ  Favonius jezoensis   

早朝、林道の地表で水を吸うオス。
朝、林道に陽が差し込み始めると、本種の他にフジミドリ、ヒサマツミドリが水を吸いに降りてくる。
同じ時間帯、樹冠ではアイノミドリ、ジョウザンミドリが活動を始めるため、辺りはゼフで大混雑。

2024年6月  兵庫県但馬


 
 
ヒサマツミドリシジミ   Chrysozephyrus hisamatsusanus

ブナの樹の下で卍巴飛翔を繰り広げるオス2頭。
卍巴飛翔シーンを連続で撮影すると、両者がどのような姿勢で戦っているのか良く分かる。
上記写真の通り、両者の距離は10oもなく、まさに接触する寸前だ。
相手が目の前の時、視線はまっすぐ相手を見つめ、相手の位置が変わると首をひねって姿を追う。
“卍飛翔=メス誤認”説はこのようなクローズアップ写真の前では説得力を失う。

2024年6月  兵庫県但馬


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